2005 Fiscal Year Annual Research Report
流れを伴う固体壁上でのレジオネラ属菌のバイオフィルム形成機構と薬剤耐性効果の解明
Project/Area Number |
17500324
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Research Institution | Oita National College of Technology |
Principal Investigator |
小西 忠司 大分工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (00225468)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山城 哲 大分大学, 総合科学研究支援センター, 助教授 (00244335)
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Keywords | レジオネラ属菌 / バイオフィルム / レジオネラ症 / キャピラリーフローシスチム / 薬剤耐性 / 流動式温度勾配 |
Research Abstract |
H15-16年度に製作した温度勾配型インキュベーター(TGI)の製作ノウハウに基づいて流動式温度勾配試験装置(FTGI)を製作した.FTGIは,Bacterial Adherence & Biofilm研究会から発行されているバイオフィルム実験講座において紹介されているキャピラリーフローシステムを参考にした.FTGIは送液ポンプ,培地用タンク,廃液用タンク,バクテリアエアベント,フローセルシステム,培地用温度制御システム,固体壁用温度制御システムから構成されている.フローセルシステムは,流路断面10mm×80mmでありバイオフィルムの形成が観察できるように観察窓を上部および側部に設けた.また,配管材料によるバイオフィルムの形成が比較できるように流路底部に取り外しのできる6枚のスライドガラス(26mm×76mm×1mm)を設置できるように工夫した.温度制御については培地温度と配管固体壁温度が独立して可変できるようそれぞれ循環装置を設置した.温度制御範囲は10℃〜60℃であり通常レジオネラ属菌が生育する範囲を模擬できる.塩素などの薬剤はバクテリアエアベント下流に設けたイノキュレーションポートから注入できるようにした.装置の製作後に蒸留水を用いたFTGIの漏洩試験を実施して漏洩箇所のシールを行った.さらに現在蒸留水によるFTGI性能試験を下記の要項で行っている.(1)固体壁上の境界層内における速度分布および温度分布の測定値と理論式との比較,(2)標準温度計と熱電対との温度補正,(3)TGIと同様に48時間の温度変動液体培地BCYE-Alphaの導入してFTGIの性能試験を実施する.
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