Research Abstract |
1)本年度補助金は研究を遂行するための研究環境整備と,データの収集にあてられた.まず,データ解析用高用量高速コンピューター一式(Dell Inspiron 6000および周辺機器)を購入した.このコンピュータに別途購入した日立メディコ社製データ解析ソフト(e-toolビューワ)をインストールし,データ解析用のワークステーションを構築した.また,大容量の画像処理を可能にするために,ハードディスクおよびメモリの増設を行い,さらにはビデオキャプチャ等の画像処理ソフトを接続した. 2)左房機能を詳細に検討するために必要とされていた下半身陽圧装置として,メドー産業社製ドクターメドマーを改造した「特注DM-5000EX」を購入した. 3)本年度は,まず,健常例における心室収縮期および心房収縮期のストレインおよびストレインレートの正常値を求めた.さらに,特発性心筋症,虚血性心疾患,高血圧性肥大心および肥大型心筋症の左房心筋機能を解析し,左室機能と左房リザーバー機能との関連を報告した.また,拡張型心筋症と虚血性心疾患および肥大型心筋症と高血圧性肥大心の左房心筋機能の差異の解明を行い,来る平成18年5月にソウルで開催される世界超音波会議(WFUM2006)で報告する予定である^<1-3)>. References 1) Tabata T, Yamada H, Yamada S, Watanabe A, Mukaide D, Tamura K, Yokoi H, Nomura M. Evaluation of the left atrial tissue strain in patients with hypertrophied heart. 2) Mukaide D, Tabata T, Yamada H, Tanaka H, Watanabe A, Tamura K, Yokoi H, Nomura M. Effect of left atrial function on transmitral Doppler inflow velocities evaluated by tissue strain imaging. 3) Watanabe A, Tabata T, Yamada H, Yamada S, Mukaide D, Tamura K, Yokoi H, Nomura M. Comparison of the left atrial reservoir and pump functions between ischemic and idiopathic cardiomyopathy using tissue strain imaging.
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