2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17500333
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
小西 晃造 九州大学, 大学院医学研究院, 寄附講座教員 (90380641)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋爪 誠 九州大学, 大学院医学研究院, 教授 (90198664)
伊関 洋 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (90119892)
掛地 吉弘 九州大学, 大学院医学研究院, 助教授 (80284488)
田上 和夫 九州大学, 大学病院, 助教授 (40294920)
中本 将彦 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (00380634)
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Keywords | 低侵襲治療学 / 消火器癌治療 / バーチャルリアリティ / 生物・生体工学 |
Research Abstract |
H18年度は以下のテーマに沿って研究を推進した。 (1)機能化MRI造影剤の開発 今年度、音響化学療法のための新規機能化造影剤として、ポルフィリンとMRI造影剤の合成を行った。まず最初に5,10,15,20-Tetrakis(4-aminophenyl)-21H,23H-porphineとMRI造影剤ユニットDOTA-tris (t-butylester)の複合化を試みた。反応はHOBtとHBTUを触媒とする縮合反応によって行った。反応はTLCによって追跡し、反応終了後、脱保護したのちに目的物を高速液体クロマトグラフィーによって精製した。この新規化合物はT1強調画像においてハイパーとなったものの、水溶性が低く臨床応用には不適であった。そこで新たにより高い親水性が期待されるHematoporphyrin dihydrochlorideとp-NH2-Bn-DTPA-penta (t-Buester)の複合化を検討し、目的物を得た。今後、この新規機能化造影剤のMRI造影能を評価した後、超音波照射による活性酸素種の発生等について検討する予定である。 (2)超音波とMRIのレジストレーション手法の開発 超音波プローブとMRI画像のレジストレーション手法として、まず光学式センサPolarisを用いた剛体レジストレーションを行い、精度検証を行った。MRIマーカーの検出精度が低いためマーカーの開発、検出のための画像条件の設定を行った。来年度は非剛体レジストレーションとの比較検討を行い、MRI画像誘導照射機構の開発を行う。
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Research Products
(13 results)