2005 Fiscal Year Annual Research Report
視覚障害者を対象としたWEBによる図書文献案内システムの開発
Project/Area Number |
17500355
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Research Institution | Shiga University |
Principal Investigator |
渡邉 凡夫 滋賀大学, 経済学部, 助教授 (80240498)
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Keywords | 盲人用「録音図書」 / 高齢者用「点字図書」 / 盲人図書館 / 蔵書リスト情報の提供 / 3層RDB / PDA端末利用 |
Research Abstract |
福祉産業では採算に合わない福祉事業が敬遠される傾向にある。特に人口の少ない固有障害用の福祉機器開発は停滞気味である。 今回、福祉貢献として「視覚障害者を対象とした図書文献案内システム」の完成を2ヵ年計画で目指した。現在ボランティア尽力による60万冊の「録音図書」と「点字図書」に対し利用者はデジタル・デバイド等の理由から蔵書リストの情報すら入手できず、豊富な社会的財産が死蔵となり有効活用されていない。 そこで「社会福祉法人・名古屋ライトハウス」、「名古屋盲人情報文化センター」との協議を経て、下記概要の技術支援システム構築を実施した。 (1)情報基盤としてインターネットを利用する3層サーバ・クライアント方式DBの構築. (インターネット・アクセスにより異なる図書館間での蔵書リスト提供と貸出を可能にす「インターネット・デジタル図書館」の試験稼動。) (2)情報コンテンツ・フォームとしてXMLの採用. (蔵書管理システムは図書館毎に仕様が異なるが、共同利用のための新たなシステム構築は望ましくない。システム間の相違をXMLにより吸収緩衝し相互利用を計る。) (3)情報端末としてPDAの採用. (パソコン操作に必要な操作習熟度は、複雑な操作の習得は障害者には酷である。故にPDAをカスタマイズして認知負荷を低減するインターフェースを提供する。特に音声モデュールを充実させた「音声ガイド機能」の実装) 下記が主たる必要な物品であり、今年度その環境を購入整備し、システム移植した。但し、セキュリティ上から公開はしておらず、更なる応用の可否を検討している。 (A)セキュリティ面とパフォーマンス面を考慮し、頑健なWEBサービス提供可能なサーバ機 (B)視覚障害者からの評価確認のための複数・異機種のクライアント情報端末 また、今年度は設計開発を主としたため論文の体裁をもつ発表は最終年度に予定している。
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