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2006 Fiscal Year Annual Research Report

スキー・スノーボードの対人衝突事故における過失割合に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 17500396
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

水沢 利栄  福井大学, 教育地域科学部, 助教授 (70174274)

Keywordsスキー / スノーボード / 対人衝突 / 事故 / 過失割合
Research Abstract

スキーとスノーボードの対人衝突事故で日本国内における裁判例に関しては、新潟県Iスキー場で発生した女性スキーヤーと女性スノーボーダーの衝突事故について、さいたま簡易裁判所において現在調停中の事件の資料を収集した。衝突事故の発生した当該スキー場のゲレンデに赴き衝突事故現場を特定するとともに衝突に至る滑走コースおよび衝突までの当事者の視線で得られる視覚情報についてビデオカメラ等により記録した。今後の調停の結果と対人衝突事故の責任の割合の検討するための資料とする。
対人衝突事故の過失割合の判定に関しては、4つの対人衝突場面に関して大学生がどのように判断するかについてまとめた。単純な衝突においては過失割合の判定は集中するが、複数の滑走者が関与したり、衝突直前の微妙な動作が衝突の原因となる場合には、過失割合の判断はばらつきが大きくなることがわかった。
対人衝突場面の過失割合に関して、一般スキーヤーよりも経験豊富なプロのスキーパトロールの判断について、アメリカコロラド州ウィンターパークスキー場でアンケート調査をおこなった。アンケート調査では、スキーヤー/スノーボーダーの対人衝突場面について8つのケースをVTRで再生して観察させ、各自が過失割合に関して判定して回答した。57名のスキーパトロールよりデータが得られた。プロのスキーパトロールの判断には、コロラド州のsafety ski actの項目等を根拠として判断にあたっていることがわかった。また、パトロールの担当する対人衝突事故についての処置や記録方法等について資料を収集した。
スキー・スノーボードの対人衝突事故における過失割合に関して、アメリカのスキー場における対人衝突事故の事故記録の方法やリスクマネジメントを実行する組織について資料を収集した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 対人衝突事故の訴訟事例 -突然進路を遮られた者の激突事故-2007

    • Author(s)
      水沢利栄
    • Journal Title

      日本スキー学会 第17回大会号

      Pages: 56-57

  • [Journal Article] スキー場における対人衝突事故の過失割合に関する研究 -大学生による判定の感覚-2007

    • Author(s)
      水沢利栄
    • Journal Title

      日本スポーツ法学会年報 第14号(印刷中)

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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