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2006 Fiscal Year Annual Research Report

子どもの咬合力と咀嚼筋形態の横断的資料の収集および運動がそれらの発達に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 17500406
Research InstitutionYamaguchi Prefectural University

Principal Investigator

眞竹 昭宏  山口県立大学, 看護学部, 教授 (70238921)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 広徳  広島工業大学, 工学部, 助教授 (30235387)
Keywords咬合力 / 咀嚼筋 / 咬筋 / 筋横断面積 / 下肢筋力 / 重心動揺 / 運動機能 / 発達
Research Abstract

幼児から小学生に至る子どもたちの咬合力と、咬合力を発揮させる咀嚼筋形態の実態を把握するとともに、運動経験・運動習慣が咬合力と咀嚼筋の発達に及ぼす影響について検討するため、咬合力、咬筋横断面積の測定、および下肢伸展筋力、重心動揺測定を実施し、相互の関連性について検討した。
幼児期の咬合力および咬筋横断面積については、乳歯咬合完成直後の3〜4歳児と第一大臼歯萌出の影響を受ける5〜6歳児頃の前期と後期に分類し検討した。幼児期の咬合力と咬筋横断面積との間には有意な相関は認められなかった。
咬筋の横断面積は、6歳までの幼児期には有意な変化はみられなかったが、7歳からは年齢に比例して咬筋の発達が認められた。中でも10歳から11歳までの間は、他の年齢間に比して高い増加傾向を示した。咬筋横断面積と身長と体重には有意な相関が認められたことから、発育に応じた発達がなされていることが伺えた。
小学生高学年(5年、6年)に着目し、運動系スポーツクラブに所属している児童と、所属していない児童との間で、咬筋横断面積および咬合力を比較したところ、有意に運動系スポーツクラブに所属する児童の集団がいずれにおいても高い値を示した。このことから、児童においても運動習慣は咬筋の発達に影響を及ぼす重要な因子であることが確認された。下肢伸展筋力値と咬合力および咬筋横断面積の間には総体的には有意な相関は認められなかった。しかし、男児高学年(5年、6年>のみ、有意な相関がみられた。
以上のことから、咬合力および咬筋横断面積と運動機能との関連性については、小学生高学年から、その関連性が顕著にみられてくることが推察された。また運動習慣は、それに強い影響を及ぼす因子であることも示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 幼児の咬合力と身体平衡機能との関連性2007

    • Author(s)
      眞竹昭宏
    • Journal Title

      日本幼少児健康教育研究 13

      Pages: 2-9

  • [Journal Article] 幼児の咬合力と身体平衡機能との関連性2007

    • Author(s)
      眞竹昭宏
    • Journal Title

      子どもの健康福祉研究 6

      Pages: 60-67

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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