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2006 Fiscal Year Annual Research Report

生活習慣病の発症に関わる食生活と遺伝要因の相互作用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17500477
Research InstitutionUniversity of Shizuoka

Principal Investigator

小林 公子  静岡県立大学, 食品栄養科学部, 助教授 (90215319)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 合田 敏尚  静岡県立大学, 食品栄養科学部, 助教授 (70195923)
Keywords生活習慣病 / 高血圧 / カリウム摂取量 / セリンスレオニンキナーゼ / 遺伝子多型
Research Abstract

高血圧や糖尿病、肥満に代表される生活習慣病の発症には、食生活、運動などの生活習慣と並んで個体が持つ遺伝要因の違いも重要である。しかしながら、生活習慣病の発症に関わる遺伝子は数多く存在し、それぞれの遺伝子単独での作用は大きくはない。すなわち、複数の遺伝要因と食生活等の生活習慣が複雑に絡み合って、生活習慣病の発症に影響を与えている。本年度は、生活習慣病の中でも高血圧に注目し、高血圧の発症に関わる遺伝子を同定すること、またナトリウムやカリウムなどの摂取量と遺伝子型の組み合わせが血圧値の決定に与える影響を明らかにすることを目的として研究をおこなった。
健康診断を受診した成人男性299名を対象として、腎臓で発現している電解質輸送に関わる11種類の遺伝子の個体差と血圧値の関連を分析したところ、セリンスレオニンキナーゼ1遺伝子のPro1056Thr多型と血圧値との間に有意な関連がみられた。そこで、分析人数を898名に増やすとともに、ナトリウムおよびカリウムの摂取量を考慮にいれて分析を行った。その結果、カリウムの摂取量が増えると被験者の血圧値は下がる傾向がみられたが、特にセリンスレオニンキナーゼ1遺伝子Pro1056Thr多型のPro/Pro型の人では、カリウム摂取量の違いが血圧値の決定に与える影響が強かった。カリウムには血圧降下作用のあることが知られているが、その効果は個体が持つ遺伝子型の違いによって異なる可能性のあることが示唆された(投稿準備中)。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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