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2008 Fiscal Year Annual Research Report

科学コミュニケーション活性化への科学と芸術の融合教育研究

Research Project

Project/Area Number 17500604
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

木村 政司  Nihon University, 芸術学部, 教授 (00307886)

Keywords科学コミュニケーション / サイエンスとアート / 科学教育 / サイエンスコミュニケーション / ミュージアム
Research Abstract

科学コミュニケーションの領域でも、特にミュージアムコミュニケーションとしての機能が優れ、地域に貢献しているヨーロッパのミュージアムをリサーチし、その科学コミュニケーション力を取材した。スイス・ベルン市にある自然史博物館は半年前に取材したが、その時点で常設展示のリニューアルを行っていた。9月そのオープニングを取材することを許され、スタッフと交流しながらその先端性と、日本ではなかなか難しい領域を超えた融合が表現として実現していることを再確認、できた。また、世界で唯一の食育のミュージアムであるアリマンタリウムは、ネスレの企業ミュージアムであるが、その来館者への食の学習プログラムや食育歴史の展示コミュニケーションレベルの高さは、日本の科学館が学ぶべきところがある。世紀を通じて後世につなげる文化を創りだしていることがこのミュージアムのスタッフから窺えた。3月のパリのミュージアム取材では、やはり歴史と文化の継承として、また人間の好奇心の触発媒体としてミュージアムがあらゆる人間教育に貢献していることを確認した。ミュージアムに限らず、デロールという標本店が170年間もパリのど真中で標本屋として継続できるということは、パリの浸透した芸術と文化の融合結果である。
研究の実績効果は、大学の総合講座サイエンスコミュニケーションや理論講座の中で紹介し、また、積極的に外部のサイエンスコミュニケーションのイベントや科学技術振興機構(JST)主催のサイエンスアゴラ2008企画実行委員、科学技術の智プロジェクト広報委員、ナイスステップな研究者たちのプレゼンテーション、科学誌によるミュージアム取材の定期的継続掲載等で成果を還元している。サイエンスアゴラ2009では企画委員長・主査を担当する。また、きらめき☆ときめきサイエンスの採択による、小学生に向けた還元を21年度に実行することで未来に繋げていく。
研究成果のホームページを開設するためにドメインを取得。http://museuriosity.com

  • Research Products

    (4 results)

All 2009 2008

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] 地球儀博物館 (オーストリア/ウィーン)2009

    • Author(s)
      木村政司ペンネーム (キュラトゥス)
    • Journal Title

      日経サイエンス 2月号 2月号12/25発売

      Pages: 114-115

  • [Journal Article] 日本歯科大学・医の博物館 (新潟県新潟市)2008

    • Author(s)
      木村政司ペンネーム (キュラトウス)
    • Journal Title

      日経サイエンス6月号 6月号4/25発売

      Pages: 72-73

  • [Journal Article] 上野動物園 (台東区上野)2008

    • Author(s)
      木村政司ペンネーム (キュラトゥス)
    • Journal Title

      日経サイエンス 9月号 9月号7/25発売

      Pages: 106-1ll

  • [Journal Article] アリマンタリウム食物博物館 (スイス/ヴヴェイ)2008

    • Author(s)
      木村政司ペンネーム (キュラトゥス)
    • Journal Title

      日経サイエンス10月号 10月号8/25発売

      Pages: 112-113

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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