2006 Fiscal Year Annual Research Report
放送局と学校が協力して児童・生徒の映像作品を放送する試みに関する研究
Project/Area Number |
17500631
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
村野井 均 茨城大学, 教育学部, 教授 (10182130)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野木 裕明 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (60141462)
三嶋 博之 福井大学, 教育地域科学部, 助教授 (90288051)
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Keywords | Media Literacy / 映像制作 / 放送局との協力 / 学校の信頼回復 / Public Access |
Research Abstract |
国語や社会科の教科書に「ニュース番組を作ろう」が入り、学校で映像作品が作られ始めている。映像作品であるから、放送局やCATVによって放送し、地域の人に見てもらい、評価を得る必要があると考えられる。小・中学生から大学生まで番組制作をして、放送する体制づくりをした。 福井県では、大野木、三嶋がNHK福井放送局と協力して「発信マイスクール」を継続した。茨城県では、茨城大学はNHK水戸放送局と協力して、学生の映像作品を「熱血、わいわいスタジオ」として月3回放送している。大学には若者がたくさんおり、特に茨城大学は全国から学生が集まっている。小・中学校で教わった番組作りの力を伸ばすのは、大学の使命といえる。また、研究者は先端の研究を行っており、研究を紹介したいという気持ちは強い。映像作品化への潜在的要求は強いといえる。これらの要求をまとめ、制作に結びつけることをした。2004年10月のから2006年11月までの2年間に、定期の「わいわいデジタル便り」で23回、集中の「熱風スタジアム」で18回、合計41回放送した。大学の番組制作力の高さを示すといえる。 小・中学校における映像制作を盛んにするには、映像づくりを直接働きかけるだけでなく、大学入学後に使うことを示し、紹介することも重要と考えられる。 成果は、教科書会社である東京書籍から「新しい教育課題と社会科の役割」という雑誌で、全国の中学校教師に紹介された。また、「月刊視聴覚教育」により、全国の視聴覚教育の教師に紹介された。
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Research Products
(6 results)