Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
刈谷 丈治 山口大学, 学術情報機構, 教授 (90109950)
吉村 誠 山口大学, 教育学部, 教授 (70141116)
木村 友久 山口大学, 大学院・技術経営研究科, 教授 (80177922)
永井 好和 山口大学, 学術情報機構, 助教授 (00363094)
久長 穣 山口大学, 学術情報機構, 助教授 (80228725)
|
Research Abstract |
本研究は,学問的な興味のみで行われるものではなく,優れて実践的なものであり,情報セキュリティ教育の大学モデルの構築及び実践を通して,大学におけるセキュリティ文化のあるべき姿を見いだし,その普及につなげようとするものである。情報セキュリティ教育の大学モデルを構築するには,まずそのコアとなる授業科目を設定し,授業実践をする必要がある。そこで,本年度は,研究代表者及び研究分担者の一部が,山口大学において平成18年度以降に導入し,実践する予定である情報セキュリティ教育のコアとなる授業科目(「情報セキュリティ概論」,「情報セキュリティ技術」及び「情報セキュリティマネジメント」)について,詳細シラバス及び教材を検討し,並びにその開発の準備を行った(物品費及びその他)。特に,OECDセキュリティガイドライン(2002),大学の情報セキュリティポリシー,個人情報保護法等をその内容とする「情報セキュリティ概論」については,本年度中に開発を終える予定であったが,時間的な制約もあり,部分的な開発に留まった。実際に開発を行ったのは,研究補助者(学術情報機構の大学教育職員)の協力を得て作成したストリーミング用のデジタルコンテンツ(約450分の映像,音声等)及びWBT教材である。 外部の専門家を招いて情報セキュリティの現状と動向について講演してもらうなど(謝金),情報セキュリティ講習会を5回開催して,講習会のために準備した資料と実際の講演の様子(映像及び音声)とを統合することにより,上記のストリーミング用のデジタルコンテンツを作成し,それを「情報セキュリティ概論」の教材として利用できるようにした。 研究代表者及び研究分担者の一部並びに研究補助者は,情報セキュリティに関する講習会に参加するなど,情報セキュリティ教育の現状と動向について調査を行い(国内旅費及びその他),調査結果を詳細シラバス及び教材の検討並びに開発準備に反映させることができた。
|