2005 Fiscal Year Annual Research Report
総合的な学習のカリキュラム開発に連動したワークショップ型研修システムの開発
Project/Area Number |
17500645
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Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
村川 雅弘 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (50167681)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐古 秀一 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (30153969)
藤原 伸彦 鳴門教育大学, 地域連携センター, 助教授 (60333564)
益子 典文 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (10219321)
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Keywords | 総合的な学習 / カリキュラム開発 / 教員研修 / 校内研修 / ワークショップ / コンテンツ開発 / カリキュラムマネジメント / ネットワーク活用 |
Research Abstract |
総合的な学習のカリキュラム開発に連動したワークショップ型研修プログラムの開発・実施・評価を中心に行ったが,一部,総合的な学習以外の教科等における研修プランの開発も行った。 (1)総合的な学習及び校内研修が充実している研究協力校と総合的な学習と連動したワークショップ型研修の開発し,実施・評価を行った。研究協力校は福岡市立若宮小学校,篠山市立今田小学校,上越市立大手町小学校,上越市立高志小学校,徳島市立八万小学校,徳島市立川内南小学校,浜松市立積志小学校などである。 (2)開発したワークショップ型研修は,子どもの主体的かつ協同的な学習を支援するための学習環境整備を図るもの,総合的な学習の授業を多面的に分析し授業改善に繋げるもの,年間を通してのカリキュラム評価を行うもの,安全管理や学校危機管理に関するもの,カリキュラムマネジメントに基づき授業づくり・分析を行うもの,総合表現活動を指導する力量を習得するものなどである。 (3)研修の具体的な手順を示すための手引き,研修用ワークシート,研修評価シートの作成を行った。開発したプログラムを,学校で試行し,研修の様子をビデオカメラやデジタルカメラで記録し,映像記録の一部についてはデジタルコンテンツ化を行った。研修後にアンケート調査を実施し,研修への意欲・関心・満足度等を測るとともに,これらの評価データに基づいてプログラム(手引きやワークシートを含む)の改善を始めている。 (4)4名の研究者の日常的な連絡・研究協議は主に通信ネットワークを利用して行った。また,研究協力校との研究打ち合わせもWebメールを中心に行った。 (5)2年目はネットワーク活用により学校現場の年間通したワークショップ型研修の企画・実施を支援するためのシステムとコンテンツを開発する。
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