2007 Fiscal Year Annual Research Report
数学教育を通した認知能力向上の促進のための教育プログラムの開発に関する実証的研究
Project/Area Number |
17500675
|
Research Institution | Ishikawa National College of Technology |
Principal Investigator |
阿蘇 和寿 Ishikawa National College of Technology, 一般教育科, 教授 (80110154)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河合 秀泰 石川工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (90186049)
冨山 正人 石川工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (70311016)
森田 健二 石川工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (60312196)
沢田 功 石川工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (90332014)
笠松 健一 石川工業高等専門学校, 一般教育科, 講師 (70413763)
|
Keywords | 数学教育 / CASE / 探究活動 / テクノロジー |
Research Abstract |
本研究は、イギリスで開発された物理教育を通した認知能力向上の促進(CASE)のための学習プログラムの考え方を基本として、高専の1、2年生(15歳から17歳)を対象としてどうプログラムを改良し実施しようというものである。本年度は計画に掲げられたもののうち「石川高専の第1学年と第2学年で一貫した学習プログラムの年間計画の策定」および「学習プログラムを円滑に行うためのテキストの作成」を行った。 これによる実践は今年度も継続して行う。 本研究は4年間にわたるものであり,1年目,2年目,3年目と学習プログラムを行う対象を第1学年から第3学年へと広げてきた。しかし高専の場合,第3学年に対して有効かどうかの確証は得ることができなかった。第3学年では専門学科の学習に多くの時間が割かれるようになり,学生にとっては与えられた課題の考察に多くの時間をかけるという精神的余裕が不足するという背景がある。 本年度は第1,2学年を対象に指導法を研究する。本教育プログラム成果の検証については,現在そのための方策に着手するという段階となっている。
|