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2007 Fiscal Year Annual Research Report

歩行者,自転車の交通事故危険度を予測するための交通シミュレーションシステムの開発

Research Project

Project/Area Number 17510141
Research InstitutionTakuma National College of Technology

Principal Investigator

松下 浩明  Takuma National College of Technology, 情報工学科, 教授 (80190453)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 金澤 啓三  詫間電波工業高等専門学校, 情報工学科, 准教授 (40311097)
高城 秀之  詫間電波工業高等専門学校, 情報工学科, 准教授 (30261118)
Keywords交通安全 / 交通事故 / 交通シミュレーション / 行動モデル / 安全指標 / ヒヤリハット地図
Research Abstract

本研究の目的は,歩行者,自転車利用者等が歩道や道路を通行中に起こす交通事故の危険度を予測するための交通シミュレーションシステムを開発することである。そのために平成19年度は以下を実施した。
1.行動計画の改良
平成18年度の行動計画は実行領域と観測領域の2領域モデルであったが,観測領域を追従領域と対向領域に分け,より実際の行動計画に近づいた。
2.行動計画の末尾の平行化
平成18年度の行動計画は加速減速操作,方向転換操作,車線変更操作の合成で表現していたが,そのような行動計画では,その末尾が道路の方向と並列にならない場合がある。そのため,蛇行走行をしがちであった。行動計画の末尾を道路の方向と並列にすることにより,蛇行走行がなくなり,より実行動計画に近づいた。
3.シミュレーションアルゴリズムの改良
平成18年度に採用した移動体のシミュレーションアルゴリズムは,対向車両や追従車両,信号機などの存在をイベントとして扱い,イベントが発生したときは直ちに新たな行動計画を立てるアルゴリズムであった。平成19年度は,そのアルゴリズム以外に,イベントが発生しても,ある時間区間中は,計画した行動をそのまま続けるアルゴリズムを考案し,2つのアルゴリズム間で事故発生に関し,どのような違いがあるか,シミュレーション実験で評価した。
4.車両の2軸モデルの改良
車両のモデルを平成18年度に,1軸モデルから2軸モデルに変更したが,それを更に改良に,より実際の車両の動作に近づけた。
5.道路形状の改良
平成18年度は直線道路で主にシミュレーション実験を行ったが,平成19年度は詫間中学周辺道路データを作成に,より実際に近いシミュレーション実験を行った。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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