2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17520080
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
百橋 明穂 Kobe University, 人文学研究科, 教授 (30090377)
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Keywords | 壁画 / 古墳 / 高松塚 / キトラ / 四神 / 十二支 / 正倉院 / 唐代陵墓 |
Research Abstract |
・古年度は中国の陵墓壁画とシルクロードの各地での壁画遺品の調査を行った。中国での壁画保存の現状と問題点を格現場での研究者との意見交換によって深めることができた。敦煌での「敦煌学壁画芸術継承与創新国際研討会」で研究発表を行い。また引き続いて、草原シルクロードの文化遺産の伝播と影響を確かめるため、甘粛省・山西省・内モンゴル・遼寧省での調査を行った。各地の研究所とつっこんだ意見交換ができた。 ・日本の高松塚・キトラ古墳壁画についても、京都造形芸術大学歴史遺産研究部との共同で、セミナー「飛鳥と挽きが古墳」を行った。 ・高松塚は古墳としては解体されて、壁画は石毎取り出されて、今後保存修復される。またキトラ古墳壁画は剥ぎ取られて保存・公開される。古墳壁画の保存と修復は最終段階を迎えた。保存と対策の困難さを今後に問題点として残した。それを契機にシンポジウムが行われ、研究発表を行った。「古墳壁画の系譜と画師の実像について」(「高松塚壁画-誕生の謎から解体、保存まで」3月22日よみうり神戸ホール)など。
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Research Products
(3 results)