2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17520131
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
赤間 亮 立命館大学, 文学部, 教授 (70212412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒石 陽子 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40247268)
神楽岡 幼子 愛媛大学, 法文学部, 助教授 (00277807)
水田 かや乃 園田学園女子大学, 近松研究所, 教授 (40209755)
野口 隆 大阪学院大学, 経済学部, 助教授 (50288742)
齊藤 千惠 立命館大学, 文学部, 講師 (00368010)
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Keywords | 歌舞伎 / 翻刻 / 劇評 / 役者 / 書誌調査 / 人名作品 / 安永・天明・寛政・享和 |
Research Abstract |
本研究の最終目的は、日本近世演劇の基盤研究として学界をあげて邁進している伝統ある継続研究である。近世期に出版された「役者評判記」を発生から終焉にまで亙って、研究資料として正確な翻刻本文の作成とそのデータベース化を図ろうとするものであるが、今回の研究期間においては、いわゆる第三期(安永年間から享和年間まで)の役者評判記について、正確なデジタル翻刻本文を完成させ、データベースの集合体をWEB上に展開し、海外の歌舞伎研究者の利用も想定した役者評判記の閲覧・検索システムによる、デジタル歌舞伎情報書庫を完成させようとしている。 本年度は、 1,公的所蔵機関(石水博物館)、個人所蔵(今尾氏所蔵本)資料の調査を実施した(8月、3月)。石水博物館所蔵本は、園田学園女子大学近松研究所を通じて、デジタルデータを閲覧することができ、長年の懸案であった当該機関の調査を実施できた。 2,本文翻刻(デジタル本文)の作成継続により、2007年度中における第三期本文第一次翻刻完了の目途が立った。 3,諸本校正以降の作業のための本文修正作業と凡例作りを行った。本文修正作業と凡例については、研究合宿方式を採り、10月・12月・2月・3月に実施した。 4,先にデータベース化した第三期役者移動索引の出版をめざし、データ修正を行った。(8月) 5,研究協力者を含めた研究会・打合わせを6月に実施した。 以上
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Research Products
(1 results)