2006 Fiscal Year Annual Research Report
中国における日本古典籍の所蔵状況とその伝来ルートに関する研究
Project/Area Number |
17520137
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
陳 捷 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 助教授 (40318580)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 恭幸 龍谷大学, 文学部, 助教授 (20260002)
岡 雅彦 国文学研究資料館, 名誉教授 (20044729)
堀川 貴司 鶴見大学, 文学部, 教授 (20229230)
山崎 誠 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 教授 (70094696)
入口 敦志 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 助手 (80243872)
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Keywords | 日本古典籍 / 日中文化交流 / 書誌学 / 書物交流 |
Research Abstract |
平成18年度においては、引き続き中国各地の図書館における日本古典籍の所蔵状況について調査を行った。今年度は中国の北京、四川の成都、浙江の杭州などの図書館で調査を行い、とくに北京の国家図書館に所蔵されている日本古典籍について重点的に調査を行った。一方、明治以後の日本から中国への古典籍の流出ルートについて、文献や実地調査を通して考察し、中国所蔵の日本古典籍の状況とその中国に伝わった歴史的背景の解明についても新たな知見を得ることができた。その成果として、研究代表者の陳捷が(1)「明治前期における日中間の民間往来について-岸田吟香を通して」(国際シンポジウム「近代日中関係人物史研究の新しい地平」、関西大学アジア文化交流センター、2006年6月24〜25日)(2)「日本入宋僧南浦紹明與宋僧詩集『一帆風』」(「宋代文化国際研討会」、中国・四川大学、2006年8月15〜18日)などの研究発表を行い、また「中国に伝わった百万塔陀羅尼一近代における中国人による百万塔陀羅尼の記録」などの論文を執筆した。研究分担者の山崎誠は論文「和刻本『劉子』考」、「性霊集注解題」などの成果を発表した。
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Research Products
(4 results)