2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17520152
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
中島 由美 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (20155732)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂内 徳明 一橋大学, 大学院言語社会研究科, 教授 (00126369)
佐藤 昭裕 京都大学, 大学院文学研究科, 教授 (50135498)
伊東 一郎 早稲田大学, 大学院文学研究科, 教授 (60151495)
望月 哲男 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (90166330)
沼野 充義 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 教授 (40180690)
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Keywords | スラヴ言語学 / ロシア東欧情報 / スラヴ民族文化研究 / ロシア東欧文学研究 / 国際スラヴィスト会議 |
Research Abstract |
平成18年度の研究活動は次の3点に集約される。 1.内外に対する研究成果発信態勢の強化 2.海外との研究交流促進と独自のネットワーク確立 3.次回国際スラヴィスト会議参加準備、ならびにわが国スラヴ研究の総括 1.研究成果発信態勢の強化のためホームページを開設し、日本スラヴィスト協会が定期的に公刊してきたわが国スラヴ研究文献目録データの電子化とその検索のための独自のシステム構築を10月に完了した。その後試験期間を経てプログラムを改善し、12月に正式運用を開始した(http://www.soc.hit-u.ac.jp/~ynakajima/studija_frame.html)。 2.わが国スラヴ研究とスラヴ諸国における日本語学・文学・文化研究との交流を図るため7月に研究集会を開催し、リュブリヤナ大学教授アンドレイ・べケシュ氏に研究報告を依頼、スラヴ諸国出身の若手日本語研究者ならびにわが国日本語学研究者も加わって活発な討議を行った。8月には日本スラヴィスト協会の新しい代表となった伊東に海外旅費を支給し、次回国際スラヴィスト会議開催国マケドニアに訪問団を派遣した。佐藤、ならびに事務局として中島が同行、オフリド国際セミナーの協力を得て日本スラヴィストによる研究発表会を開催するとともに、現地スラヴ研究の動向を調査した。10月にはマケドニア訪問団報告と各研究部門の調査結果検討のため、研究集会を開催した。 3.上記マケドニア訪問の機会を利用して、次回国際スラヴィスト会議へのわが国参加枠拡大を国際事務局に要請し、当初枠3名に対し5名を得ることができた。これをうけて10月の研究集会において代表として派遣する研究内容を検討し、12月に事務局が素案を作成、3月に再び研究集会を開催して正式にこれを決定した。わが国スラヴ研穽の総括については、部門ごとに研究作業が進行し、2009年の文献目録刊行に向けて、平成18年度に予定していた準備作業を完了した。
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