2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17520152
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
中島 由美 Hitotsubashi University, 大学院・社会学研究科, 教授 (20155732)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂内 徳明 一橋大学, 大学院・言語社会研究科, 教授 (00126369)
佐藤 昭裕 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50135498)
沼野 充義 東京大学, 大学院・人文社会系・研究科, 教授 (40180690)
望月 哲男 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (90166330)
伊東 一郎 早稲田大学, 文学部, 教授 (60151495)
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Keywords | スラヴ語学 / スラヴ文学 / 国際スラヴィスト会議 / 対照言語学 / 比較文学 / ロシア・東欧情報 |
Research Abstract |
以下の2点を中心に研究活動を行った。 1.わが国スラヴ研究総括事業の充実と、内外に対する研究成果発信態勢の強化をはかること: 2006年度に日本スラヴィスト協会としてホームページを開設し、わが国スラヴ研究データベースを検索機能と共に公開した。2007年度はデータベースの拡充を進めた。2008年9月にマケドニアで開催される国際スラヴィスト会議に向けて、報告者5名及び補欠1名についての研究内容の検討を全体で具体的に行い、準備態勢を整えた。また、国際スラヴィスト会議への日本代表団の参加を円滑に進めるため、事務局との連繋を常時確立することができた。 2.海外との研究交流促進をはかること: 2007年8月にマケドニアで開催された国際研究集会において研究発表を行い、スラヴ語学の動向に関する討論を行った。また同集会においてEU諸国及び合衆国のスラヴ研究者との共同研究態勢を確立するため、とくに若手研究者との交流を進め、聞き取り調査を行った。 海外への成果発信を視野に入れて、これまで協会として不定期に発行してきた刊行物を1年ごとの定期刊行物と定め、新生第一号として、英文による論集Comparative and Contrastive Studies in Slavic Languages and Literatures 2007を刊行した。本誌では、在日スラヴ出身若手研究者の意欲的研究と、EU圏となったスラヴ諸国が直面する言語問題に関する報告に加え、スラヴ語/非スラヴ語対照研究の成果を紹介している。また、上記研究成果データベースのための検索プログラムの紹介も行い、本研究の成果を公表する場とした。
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