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2006 Fiscal Year Annual Research Report

カリブ海からインド洋にわたって散在する仏クレオール語の全体像

Research Project

Project/Area Number 17520153
Research InstitutionHitotsubashi University

Principal Investigator

恒川 邦夫  一橋大学, 大学院言語社会研究科, 名誉教授 (60114956)

Keywordsクレオール語 / セーシェル共和国 / マルチニック島 / 多言語国家 / クレオール諸島連合 / フレンチ・クレオール / フランコフォニー / エメ・セゼール
Research Abstract

1.2006年4月から「フランス語系クレオール(諸)語」の知見を、これまでに行った現地調査(フィールドワーク)と入手した資料に基づき整理した。
2.2006年10月27日から29日、岡山大学で開催された日本フランス語フランス文学会の秋季大会に参加。カナダに留学している研究者のカリブ海出身の作家についての発表などを聞いて、知見を深めた。
3.2007年2月3日から13日まで、インド洋のセーシェル共和国に現地調査に出かけた。同共和国は研究者がまだ訪れたことのなかったフランス語系クレオール語を話す最後の地である。予め大統領宛てに調査依頼の手紙を出しておいたことから、到着後のコンタクトもスムースで、クレオール語研究所をはじめ、文学・音楽・芸能関連の責任者と面談ができ、資料収集、行政府がある本島(マへ)意外に、プララン島、ラ・ディーグ島などを訪れることができて有意義であった。「クレオール諸島連合」を提唱し、組織した国でもあり、社会主義立国でもあるセーシェル共和国の言語政策については、なお資料を精査して、知見を深める必要があるので、再度の訪問を考えている。
4.2007年3月21日から31日まで、カリブ海の仏海外県マルチニック島へ出かけた。当地のエメ・セゼール研究センターが3月23日、24日の両日、同島で、エメ・セゼールの「モーリス・トーレーズへの手紙」をテーマとした国際シンポジウムの開催が予定されていて、セッションの司会者・発表者資格で招聘されたからである。しかしシンポジウムは10月に延期となり、代わりに、エメ・セゼールが創設した「マルチニック進歩党」創立49年の式典への参加が用意されていた。突然の変更は残念であったが、アメリカ合衆国からやってきた高名なセゼール学者トマス・ヘイル氏(ペンシルヴァニア大学)と行動をともにし、旧知の作家・学者などと交流し、有意義な時を過ごした。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 管見「フランス語系クレオール(諸)語」2006

    • Author(s)
      恒川邦夫
    • Journal Title

      言語文化 43

      Pages: 83-103

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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