2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17520338
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kansai Gaidai College |
Principal Investigator |
西村 公正 関西外国語大学短期大学部, 教授 (00290271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
家入 葉子 京都大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (20264830)
尾崎 久男 大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 助教授 (60268381)
谷 明信 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (90236670)
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Keywords | 英語 / グロッサリー / 初期印刷本 / 中英悟 / キャクストン / Caxton |
Research Abstract |
17年度は研究の基礎資料を揃えることを中心とした。 1.Caxtonの言語と文体に関する先行研究書誌を採集し、それをデータベース化した。(家入) 2.Blake版Reynard the Foxのテキストをデジタル化して、これにページ/ライン付け加工をしてコーパスとして利用できるようにした。(西村) 3.上記コーパスをもとに、全使用語彙のコンコーダンスを作成して、主要語における統語法を調査する資料とした。 4.Caxtonにおける"Word pair"の使用を文体面・語源面から研究、この研究過程の報告を日本中世英語英文学会において口頭発表した。(谷) 5.上記2.のコーパスと、オランダ語原典のデジタル資料を利用して、原典・英訳のパラレルコーパスを作成し、Reynard the Foxの統語面・文体面におけるオランダ語の影響を研究できるようにした。(尾崎) 6.OEDに引用されているArbor版の引用文とBlake版の比較をして問題点を研究するための資料を作成した。(西村) 7.現在輪読中のParis & Viennaの語彙研究のために、Caxton作品のEETS版グロッサリーをデジタル化し、これを基に輪読用の私家版辞書を作成した。 8.Caxtonの統語論の研究の基礎資料となるde Reul : The Language of Reynard the Foxの分担翻訳に着手した。
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