2005 Fiscal Year Annual Research Report
第二言語としての日本語習得・教育に関する研究のレビュー
Project/Area Number |
17520343
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
佐々貴 義式 (佐々木 嘉則) お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 助教授 (00334558)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長友 和彦 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (60164448)
徳永 あかね 神田外語大学, 留学生別科, 講師 (10360091)
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Keywords | 第二言語習得論 / 応用言語学 / 心理言語学 / 日本語教育 / 外国語教育 / 国語学 / 日本語学 |
Research Abstract |
当初目標: 「日本のみならず英語圏、中国語圏、韓国語圏等における第二言語としての日本語習得およびその周辺領域の諸研究をレビューした論文を組織的に執筆集積」することを達成目標に掲げた。 達成実績: (1)レビュー論文5本・講演録1本の、計6本が完成した。内容は狭義の日本語習得論にとどまらず言語心理学や記述的な言語研究も含み、さらに日本語以外の言語に関する研究もとりあげるなど多岐にわたる。これらを以下のとおり論文集として刊行し、300冊以上を国内外の研究教育機関に寄贈した。 『第二言語習得・教育の研究最前線2005年版』(『言語文化と日本語教育』2005年11月増刊特集号) (2)論文集最新刊の刊行にともない、本プロジェクトのホームページを更新して目次・要旨(和文・英文)などを追加した。 http://jsl2.li.ocha.ac.jp/saizensen/index.html (3)このプロジェクトの成果を啓蒙する講演会を、2006年1月に専門書店(凡人社麹町店)の店頭イベントとしておこなった。 「文法教育のサイエンス--第二言語習得研究の成果とその応用」 日時 1月28日(土)午後2時〜3時半 講師 菅谷奈津恵(聖学院大学) 大関浩美(東京大学留学生センター) 司会 佐々木嘉則(お茶の水女子大学) (4)来年度版の論文集刊行をめざし、新たなレビュー論文の執筆を進めている。このため、8月には海外共同研究者である白井恭弘氏(コーネル大学准教授)を招き佐々木と徳永が同席して、各執筆予定者による企画案の合同検討会をおこなった。
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