• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2006 Fiscal Year Annual Research Report

複合動詞を指標とした文章のジャンル判別の研究とその日本語教育への応用

Research Project

Project/Area Number 17520354
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

村田 年  慶應義塾大学, 日本文化教育センター, 教授 (50225372)

Keywords計量言語学 / 日本語教育 / ジャンル / 複合動詞 / 多変量解析 / 使用頻度 / コーパス
Research Abstract

平成18年度は、まず昨年までに個人的に収集したコーパスの拡充を目的に、小説ジャンルについてネット上の既存コーパス(青空文庫)を用いて文章資料の更なる収集を進め、整備を行った。その結果、論文(物理学、工学、文学、経済学)、小説(近代小説、現代小説)、新聞社説の約350編の文章資料となった。昨年収集した工学系の講演論文コーパスからの300編の収集と整備は終わったが、文体が学術誌論文と若干異なることがわかり、現在、検索対象資料として利用するかどうか検討中である。また、昨年に引き続き、検索ソフトプログラムの修正を行った。
今年度は上記のコーパス中約350編の文章資料を対象とし、複合動詞の使用頻度の調査を進めた。これまでの作業で抽出された複合動詞の種類は多様なため、検索項目としての複合動詞の見直しを行い、その結果、指標として41の後項動詞(「かける」「かかる」「はじめる」「だす」「でる」「まくる」「つづける」「おえる」「おわる」「つくす」「きる」「とおす」「ぬく」「はてる」「そこなう」「そんじる」「そびれる」「かねる」「おくれる」「わすれる」「のこす」「あやまる」「あぐねる」「そこねる」「すぎる」「なおす」「なおる」「つける」「つく」「なれる」「あきる」「あう」「あわせる」「あがる」「あげる」「こむ」「こめる」「いる」「いれる」「たつ」「たてる」)を選定した。現在はこれらの項目の使用頻度の調査の途中である。また並行して平成19年度に行う予定の多変量解析の方法論の再確認と新たな手法について検討を行った。

  • Research Products

    (3 results)

All 2007 2006

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 文章と文型7 -文学作品資料の再編と文型項目の見直しに基づく再調査-2007

    • Author(s)
      村田 年
    • Journal Title

      日本語と日本語教育 35

      Pages: 21-44

  • [Journal Article] 論述文の文脈展開を支える文型の計量分析とその日本語教育への応用2006

    • Author(s)
      村田 年
    • Journal Title

      博士論文(慶應義塾大学文学研究科提出)

      Pages: 303

  • [Journal Article] 読み書き表現力-文型の重要性-2006

    • Author(s)
      村田 年
    • Journal Title

      第18回ドイツ語圏中等教育日本語教師会セミナー報告書

      Pages: 10-25

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi