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2007 Fiscal Year Annual Research Report

複合動詞を指標とした文章のジャンル判別の研究とその日本語教育への応用

Research Project

Project/Area Number 17520354
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

村田 年  Keio University, 日本語・日本文化教育センター, 教授 (50225372)

Keywords計量言語学 / 日本語教育 / 複合動詞 / 後項動詞 / 多変量解析 / ジャンル / 使用頻度 / コーパス
Research Abstract

平成19年度は、二つの観点から研究を進めた。一つは、平成18年度に拡充、整備した小型の文章コーパスを対象とした複合動詞の使用頻度調査である。文章資料であるコーパスは、論文(物理学、工学、文学、経済学)、小説(近代小説、現代小説)、新聞社説という異なる7つのジャンルの350編の文章資料である。指標としての複合動詞は昨年度選定した41の動詞項目を用いた。41の後項動詞の項目は、「かける」「かかる」「はじめる」「だす」「でる」「まくる」「つづける」「おえる」「おわる」「つくす」「きる」「とおす」「ぬく」「はてる」「そこなう」「そんじる」「そびれる」「かねる」「おくれる」「わすれる」「のこす」「あやまる」「あぐねる」「そこねる」「すぎる」「なおす」「なおる」「つける」「つく」「なれる」「あきる」「あう」「あわせる」「あがる」「あげる」「こむ」「こめる」「いる」「いれる」「たつ」「たてる」である。現在、この使用頻度調査が終了したところである。
もう一つの観点は、方法論の検討である。本研究の多変量解析の適用については、これまで文型を指標とした文章ジャンルの判別の可否について判別分析法を用いて実証してきたことをもとに考えている。しかし、判別分析法ではデータの持つ情報の一部を使い、捨てる情報があることから、その情報も含めた分析法として新たに主成分分析の検討を行った結果、判別分析を裏付ける結果を得られた。今後は、複合動詞を指標とした文章のジャンル判別の可能性についてもこれらの方法を適用する予定である。

  • Research Products

    (4 results)

All 2008 2007

All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 文章と複合動詞-論述文ジャンルを特徴づける新たな指標を探して2008

    • Author(s)
      村田 年
    • Journal Title

      日本語と日本語教育 36

      Pages: 1-33

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 専門日本語教育における論述文指導のための接続語句・助詞相当句の研究2007

    • Author(s)
      村田 年
    • Journal Title

      統計数理(特集「文化を科学する」) 55-2

      Pages: 269-284

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 日本語教育における論述文指導のための語句の研究-主成文分析用いて2007

    • Author(s)
      村田 年
    • Journal Title

      日本行動計量学会第35回大会発表論文抄録集

      Pages: 277-280

  • [Presentation] 日本語教育における論述文指導のための語句の研究-主成分分析を用いて2007

    • Author(s)
      村田 年
    • Organizer
      日本行動計量学会第35回大会
    • Place of Presentation
      同志社大学
    • Year and Date
      2007-09-05

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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