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2006 Fiscal Year Annual Research Report

日中双方の留学生における異文化適応に関する通時的研究

Research Project

Project/Area Number 17520402
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

楊 立明  早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (10267354)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) カワン スタント  早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (40260997)
重松 淳  慶應義塾大学, 総合政策学部, 教授 (00226119)
中村 みどり  早稲田大学, 国際教養学術院, 助手 (30434351)
Keywords異文化適応 / キャリア形成 / 留学後の進路 / 類型化分析 / 文化変容 / 個人情報保護
Research Abstract

平成18年度は本研究の中間年度にあたり、新たな資料の収集と平行して、資料データの整理、研究発表の準備に重点を置き、以下(1)〜(5)を実施し、研究をすすめてきた。
(2)留学生日記の収集と整理
これまで収集した40名ほどの留学生日記500篇ほどを留学コース別、個人別に整理を行った。北京大学・上海の復旦大学と早稲田大学の双学位コースの交換留学生の目記については、類型化分析に着手した。
(2)インタビューの実施
双学位コースの第1期中国人留学生、および新たに来目した第2期生に、アンケートおよびインタビューを行った。特に留学キャリアの形成と留学後の進路との相関分析を行っている。
(3)追跡調査の実施(1)
中国入留学生の留学後の状況を把握するため、上海の復旦大学などに研究出張し、彼らの帰国後の生活や将来の進路について調査を行った。また中国から帰国した目本人学生にも、同様のインタビューを行い、比較研究のデータとして蓄積した。日中双方の留学生における異文化適応の相違が、留学後の進路決走に影響する傾向が確認されつつある。
(4)追跡調査の実施(2)
日本に留学したものの、そこから欧米諸国に「再留学」する中国人留学生が多い。この「再留学」の動機と現状を調査するため、カナダの大学を訪問調査した。日本とは異なる、カナダの自治体や大学の留学生受け入れ体制について考察を行った。
(5)シンポジウムでの研究発表
昨年早稲田大学で開催された第8回日本言語政策学会で「留学と言語政策-早稲田大学国際教養学部での試み-」と題して、収集したデータの一部を紹介した。
以上の研究過程を踏まえ、最終年度である19年度では、国際シンポジウムでの研究発表を計画している.データ分析を進め、研究報告書の作成に向けて準備をすすめていく。さらに、データ公開に際して、個人情報保護の視点に基づきながら慎重にデータチェックを心掛ける。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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