2006 Fiscal Year Annual Research Report
日米開戦と情報戦-政策決定システムとの関係を中心に-
Project/Area Number |
17520443
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
森山 優 静岡県立大学, 国際関係学部, 講師 (60295566)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 茂樹 久留米大学, 法学部, 助教授 (60330792)
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Keywords | 日本史 / インテリジェンス / 外交史 / 国際関係史 / アメリカ国務省 / 暗号解読 / 政策決定システム / 政軍関係 |
Research Abstract |
18年度は、研究代表者・分担者ともに主として海外ではアメリカ・ナショナルアーカイヴズ関係の資料調査を中心に活動した。 今年度の成果の主なものは下記の通りである。 (1)アメリカが傍受した日本外交電報(Magic);SRDJシリーズの撮影(研究代表者、分担者)17年度に1940年前半と1941年の部分は撮影をほぼ終了していたので、1940年分後半と撮り洩れの史料を撮影した。 (2)SRDJシリーズのデータベース化(研究代表者、分担者) 1941年の部分はほぼ完成した(研究成果報告書を参照) (3)アメリカ国務省文書;アメリカ・ナショナルアーカイヴズ(研究代表者) 国務省と駐日大使との往復電報(1941年)の撮影は、閲覧可能なものはほぼ終了し、目録を作成した。 また、下記のアメリカ在外公館の発着電状況をソースカードからデータベース化した。 重慶(1941年1〜12月初)、マニラ(1941年1月〜7月)、南京(1941年1〜12月初)、上海(1941年1月〜7月)、北京(1941年1〜12月初)、サイゴン(1941年1月〜7月) アメリカ国務省文書;Foreign Relations1941 Vol.IV Far Eastの目録入力を終了した (4)訊問史料;アメリカ・ナショナルアーカイヴズ(研究代表者) 占領期に実施された情報関係者に対する訊問史料を収集した。 (5)ナショナル・アーカイヴのマイクロフィルム焼き付け(研究分担者) 購入済みのマイクロフィルムの焼き付け作業を実施した。 (6)国内の史料調査と関連文献の収集(研究代表者、分担者) 防衛研究所・国立国会図書館等で史料調査をおこなった。 これら及び昨年度調査の成果は、研究成果報告書の論文等に反映された。
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Research Products
(4 results)