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2006 Fiscal Year Annual Research Report

外国人経営者の活動空間と意思決定に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17520548
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

R.D Schlunze  立命館大学, 経営学部, 教授 (70319599)

Keywords文化変容 / 異文化シナジー / 立地選好 / グローバル都市 / 立地決定 / 国際的ビジネスコミュニテ
Research Abstract

外国人経営者個人の行動と企業の立地行動の相互関係を検討するために、新たなアプローチを開発した。58名の外国人マネジャーに対して詳細なインタビューを行い、新たな研究フレームワークを検証した。調査の結果、文化変容のパターンと立地選好の間に相関性があることが確認できた。分析から、ビジネス環境のグローバル化の程度によって、外国人マネジャーが異文化シナジーを創出できる条件が異なることが分かった。文化的に適応している、いわゆるハイブリッド・マネジャーの立地選好は単なる駐在マネジャーの立地選好とは明らかに異なる。ハイブリッド・マネジャーの経営的成功は企業環境の人的資源の状況によるところはそれほどなく、市場環境に積極的に関与しており、現地の生活環境においても交流がある。このようなハイブリッド・マネジャーはグローバル化が東京より遅れている大阪、神戸でも成功することができる。
オンライン・アンケート調査の結果からは、東京-関東地域と大阪-関西地域の外国人経営者の活動パターンの違いが明らかになった。東京-横浜の駐在マネジャーは国際的ビジネスコミュニティと関わる機会が多く、大阪-神戸で働く経営者よりも仕事面でも生活面でも満足度が高い傾向がある。しかし、東京の駐在員コミュニティのロックイン効果の結果、意思決定は必ずしも成功しているわけではない。
大阪-神戸の外資系企業が生き残れるかどうかは、文化的に適応している外国人ビジネスマンを現地のビジネスコミュニティに統合できるかどうかにかかっている。しかしながら、欧米企業はグローバル都市である東京-横浜への進出を好む傾向が強まっている。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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