2005 Fiscal Year Annual Research Report
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17530045
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Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Nagoya University |
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Principal Investigator |
和田 肇 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (30158703)
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| Keywords | 労働契約法 / 労働者概念 / 使用者概念 / 解雇の金銭解決 / 変更解約告知 / 平等権 / 労働法の公序 |
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| Research Abstract |
労働契約の基礎理論についての研究と、平等権・平等取扱い原則・均等待遇原則についての研究を遂行した。
前者については、労働契約法制の立法化が議論に上っていることもあり、その分析を中心に研究した。具体的には、次のような研究を行っている。
(イ)厚生労働省内の研究会が公表した中間報告と最終報告について、トータルな分析を行った。とりわけ、労働契約法制の制定の背景、基本理念、労働法体系における位置づけ等について検討した。この点については、ドイツ法についても検討を加えた。
(ロ)労働契約法の適用対象を、労働者概念、使用者概念、そして労働者概念には含まれないが同法の適用が望ましい従属的自営業者概念について分析した。
(ハ)労働契約の終了について分析した。とりわけ解雇の金銭解決制度と、労働条件変更制度について詳細な検討を加えた。この点についても、ドイツ法を研究している。
後者については、男女別コース制の合理性が争われた岡谷鋼機事件を素材にしながら、平等権に関する研究を行った。具体的には、次のような研究を行っている。
(ニ)憲法14条1項、民法2条(旧1条の2)、同法90条、そして雇用機会均等法等を通じて形成される平等権・平等取扱い義務の法理を検討した。
以上の研究成果の多くは、雑誌論文の執筆・公表という形で具体化されている。
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