2007 Fiscal Year Annual Research Report
触法少年・虞犯少年に対する少年法・児童福祉法の二元的保護システムに関する考察
Project/Area Number |
17530056
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
石川 正興 Waseda University, 大学院・法務研究科, 教授 (50120902)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 則芳 国士舘大学, 法学部, 教授 (50138161)
守山 正 拓殖大学, 政経学部, 教授 (90191056)
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Keywords | 触法少年 / 虞犯少年 / 少年院 / 児童自立支援施設 / 夫婦制 / 交替制 |
Research Abstract |
【I】実態調査結果報告書の作成 平成19年度は、過去2年間に実施してきた児童自立支援施設・少年院における触法少年・虞犯少年の処遇に関する実態調査結果の整理作業および分析作業を中心に研究を遂行した。 (1)実態調査結果の整理作業として、北海道地区(札幌矯正管区)・近畿地区(大阪矯正管区)・関東地区(東京矯正管区)の児童自立支援施設・少年院各施設に送付した調査票によるアンケート結果をExcelに入力し、集計を行った。(2)実態調査結果の分析作業として、上記のアンケート結果、ならびに調査票を送付した児童自立支援施設・少年院各施設への聞き取り調査の結果を基に処遇の実態を分析した。(3)上記(1)・(2)について『実態調査結果報告書』を編集し、印刷・製本を行った。 【II】上記実態調査結果を基にした研究成果の発表 (1)石川正興 早稲田大学社会安全政策研究所(所長:石川正興)の第3回研究報告会(2008年3月29日に開催)において、「触法少年に対する二元的保護システム間の機能配分はいかにあるべきか」という論題で報告を行った。なお、この報告は早稲田大学社会安全政策研究所の研究報告年報(2008年秋公刊予定)に掲載する予定である。 (2)小西暁和 a)アメリカ犯罪学会第59回年次大会(2007年11月14日にアメリカ合衆国ジョージア州アトランタ市にて開催)において、「虞犯少年-日本におけるその社会的構築と影響-」という論題で報告を行った。 b)早稲田大学社会安全政策研究所の第1回研究報告会(2007年11月24日に開催)において、「旧少年法下の『虞犯少年』」という論題で報告を行った。なお、この報告も早稲田大学社会安全政策研究所の研究報告年報(2008年秋公刊予定)に掲載する予定である。
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Research Products
(3 results)