2005 Fiscal Year Annual Research Report
子の権利保護のためのシステムの研究-実体親権法と児童福祉法制の連動のあり方-
Project/Area Number |
17530078
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
岩志 和一郎 早稲田大学, 大学院・法務研究科, 教授 (70193737)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 博人 中央大学, 法学部, 教授 (90235995)
高橋 由紀子 帝京大学, 法学部, 助教授 (30248918)
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Keywords | 児童ならびに少年援助法 / 児童虐待 / 児童の権利保護 / 手続保護人 / 里親 |
Research Abstract |
従来より継続してきたドイツ少年援助法全訳作業をすすめ、本研究が目的としてきた残存部分第60条から105条までを完訳し、「比較法学」(早稲田大学比較法研究所)誌に発表する(2006年3月出版予定)。本年度の計画では、すでに発表済みの条文訳を加えて、一冊の条文集として刊行する予定であったが、2005年度に同法に大規模改正があったため、現在その改正部分の翻訳作業を進めている。したがって条文集刊行は来年度に行う予定である。 上記翻訳作業と平行して、代表者ならびに各分担者は、わが国ならびにドイツの親権法およびそれに関連する児童福祉法制および司法手続に関する法の研究を進めた。 代表者岩志は、ドイツの家庭裁判所およびドイツの暴力排除法について、別掲論文を発表し、また研究会において、ドイツの手続保護人に関する報告を行った(2006年5月に判例タイムズ誌掲載予定)。 分担研究者鈴木は、児童虐待についての研究を進め、とりわけ児童虐待に対する学校の対応について論文をまとめた。 分担研究者高橋は、2005年度家族<社会と法>学会において、「里親による子の監護と親権-法的福祉的課題-」という報告(2006年度「家族<社会と法>」誌掲載予定)を行ったほか、養子および里親に関して別掲論文を発表した。
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Research Products
(7 results)