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2006 Fiscal Year Annual Research Report

海洋生物資源の持続的利用と保護、二つの規範の矛盾、対立はいかに克服されるのか

Research Project

Project/Area Number 17530122
Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

都留 康子  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30292999)

Keywords海洋法 / 規範 / 環境問題 / 資源
Research Abstract

これまでの自分の研究が、国際機関などから出された公式文書を机上で分析するという形になっていたことから、今年度は特に、交渉の現場や国際会議に参加することによって、実際に海洋生物資源に関連する共通認識がどのように醸成され、規範化へのプロセスを辿るかを検証することを目標としていた。そして、平成18年9月、ノルウェーベルゲンで行われたFAO主催の会議International Conference on Implementing an Ecosystem Approach to Fisheriesに参加する機会を得た。この会議は、平成13年のレイキャビク会合で合意された海洋漁業資源におけるエコシステムアプローチ導入が、5年を経てどのように実現され、また問題点が何であるかを検討するものであった。ここでの議論を踏まえて、平成19年3月、国際シンポジウム「海洋生物資源管理の最近の潮流-生態系アプローチの限界と可能性」では、「環境問題化した海洋漁業資源-問われるエコシステムアプローチ」と題する報告を行った。内容としては、エコシステム〔=生態系〕概念の海洋生物資源問題における受容プロセス、さらに政策としてのエコシステムアプローチ導入の一般的な合意がどのように成立したかを明らかにするとともに、政策実現の点ではなお問題があり、規範化にはいたっていない現実を分析したものである。なお、この報告に付随する論文は平成19年度6月に公刊される予定である。また、シンポジウムでは、国連の海洋関係の会議に参加している実務者とのパネルディスカッションにも参加し、意見交換を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 東シナ海海洋資源開発をめぐる日中対立の諸相2007

    • Author(s)
      都留 康子
    • Journal Title

      東京学芸大学紀要 人文社会科学系 II 58

      Pages: 141-150

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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