2006 Fiscal Year Annual Research Report
ブラジルの経済自由化に関する企業・産業データを用いた実証研究
Project/Area Number |
17530208
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
西島 章次 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (70116234)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜口 伸明 神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (70379460)
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Keywords | ブラジル / 企業データ / 経済自由化 / 社会的公正 / 企業行動 / ミクロデータ / 分業構造 / 自動車産業 |
Research Abstract |
ブラジルは90年代初めより経済自由化を推進してきたが、その評価の一つの方法として、本研究は経済自由化が企業行動にどのように影響したかを明らかにする。ブラジルで既に公表されている企業データを用い、利潤構造、企業所有形態、雇用構造、市場競争、コーポレート・ガバナンスなどに関し、計量分析を実施する。 平成18年度は、こうした研究のために入手したデータを用い、研究のためのデータベース構築を進めた。具体的には、Gazeta Mercantil社のBalanco Annual、Valor Economico社のGrandes Grupos、ANFAVEAの自動車生産台数統計、ブラジル自動車工業会の統計、SEADE社のMicrodados da Pesquisa de Emprego e Desemprego, Regiao Metropolitana de Sao Paulo 1985-99、サンパウロ州統計局の統計、IBGEのPesquisa nacional por Amostra de Domicilios、Microdados、FGVの500大企業データなどである。さらにIBGEの家計サンプル調査データ、労働雇用調査データも入手した。研究分担者である浜口は、さらにブラジルでのアンケート調査も実施している。平成19年度にかけて、こうしたデータに基づくデータベースを構築する。 平成18年度は、本研究を補完する基礎的な研究として、経済自由化における企業行動の変化に関する理論的な研究を行うとともに、経済自由化と制度能力の関係を実証的した分析によって、直接投資の制度への影響を明らかにした。同時に、研究分担者の浜口は、マイクロデータを用い、リオ州の産業集積を分析した。 平成19年度は更に、企業行動、コーポレート・ガバナンス、制度的側面などに関する計量的分析を実施する計画である。
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Research Products
(5 results)