2005 Fiscal Year Annual Research Report
システムダイナミックスによるマクロ経済システムモデリング
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17530228
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| Research Institution | Doshisha University |
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Principal Investigator |
山口 薫 同志社大学, 大学院・ビジネス研究科, 教授 (90108415)
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| Keywords | システムダイナミックス / マクロ経済モデル / モデリング / ナショナルモデル / 貨幣供給 / 国民所得決定 |
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| Research Abstract |
一昨年からシステムダイナミックスを用いた新しい視点でマクロ経済システムのモデルを構築するという研究に着手し、その研究成果を、一昨年7月下旬にオックスフォード大学で開催された第22回SD国際会議で、"Money Supply and Creation of Deposits-SD Macroeconomic Modeling(1)"というテーマで研究報告した。
今年度から科学研究費の助成を得てこの研究の続行が可能となり、昨年7月下旬にボストン(米国)で開催された第23回SD国際会議で、"Aggregate Demand Equilibria and Price Flexibility-SD Macroeconomic Modeling(2)"というテーマで研究報告した。
その後9月に、米国に於けるナショナルモデル開発の第一人者であるMITのフォレスター名誉教授、及び、スターマン教授を訪問し、同モデルを研究。さらにカリフォルニア大学バークレー校にアッカロフ教授(ノーベル経済賞受賞)を訪ねて議論を重ね研究を深化させる。
すでに貨幣供給を中心としたSD Macroeconomic Modeling(1)および実物経済の国民所得決定を中心としたSD Macroeconomic Modeling(2)を完成させているので、目下こうした貨幣と実物経済を統合したマクロモデル:Integration of Real and Monetary Sectors-SD Macroeconomic Modeling(3)の構築に取り組んでいる。
以上、平成17年度の研究実績の概要報告といたします。
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