2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17530246
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
随 清遠 横浜市立大学, 国際総合学部, 準教授 (80244408)
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Keywords | レント / 配当政策 / 不動産融資 / 銀行破綻 / モラルハザード / 健全性 |
Research Abstract |
本プロジェクト研究 初年度においては、もっぱらデータ整備と理論点検にエネルギーを集中した。データ整備については、『配当状況調査』(全国証券取引所協議会)と『銀行本決算データ』(Needs)から、銀行の配当状況、パフォーマンス推移、レント関連指標をまとめた。これらは推計するための指標である。理論点検は、関連Journalから最新研究の把握と理解を中心内容である。 その他の研究 ●"Japanese Banks' Monitoring Activities and the Performance of Borrower Firms : 1981-1996",International Economics and Economic Policy, vol.2,2005,pp.337-362. メインバンクによる審査が借り手企業のパフォーマンスを高めるが、それは企業経営を改善するというよりは、単によい企業を選び出すという選抜効果によるものである。 ●寺西重郎他編、『アジアの経済発展と金融システム・北東アジア編』、第4、6章、東洋経済新報社、2006年、近刊。 中国における金融改革のプロセスと課題。 ●"The Causes and the Consequences of Japanese Bank Loan Explosion in the 1980s" (First Biannual International Conference on Transformation and Development in China, Fudan University, Shanghai, Chinaで論文報告。joint with A.Horiuchi、投稿中) レントの蓄積とバブル期における銀行の不動産融資行動との関連を検証する。 ●「供給サイドからの中小企業貸出分析」(投稿中) 中小企業金融と信用保証の役割。
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Research Products
(2 results)