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2005 Fiscal Year Annual Research Report

社会福祉施設におけるマネジメントの研究-経営組織論的分析-

Research Project

Project/Area Number 17530291
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

柴田 悟一  横浜市立大学, 国際総合科学研究科, 教授 (90046079)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柴田 典子  横浜市立大学, 国際総合科学研究科, 準教授 (60347284)
Keywords社会福祉施設 / リーダーシップ / モテイベーション / マネジメント / リスクマネジメント / ヒヤリ・ハッと
Research Abstract

措置費(税金)で運営されていた社会福祉施設にも、平成12年4月にこの制度が廃止され競争の原理が導入された。また介護保険制度も始まり、いわゆる民間企業が福祉の世界に参入した。このような状況であることから、今回施設長に対して行ったアンケート調査の自由記述覧には、多くの施設長が「今後はマネジメント能力が必要」と書いている。しかし、この場合のマネジメント能力が具体的に何かという点では、はっきりした回答が少ない。アンケート内容の分析は当初の予定通り次年度になり、結論はまだ出ていないが、今後、経営組織論の中ではっきりしているマネジメント能力を当てはめ考察する。さらに今回3ヶ所の施設長にインタビューを行ったが、この中で特に興味深くまた重要だと考えられるのは次の2点である。
1.まず、マネジメントの対象者として最も考慮しなければならないのは利用者の「家族」であるということである。民間企業では顧客満足という場合、対象は顧客すなわち財・サービスを購入する人たちである。しかし、社会福祉施設の顧客はまず考えられるのは施設の利用者であるが、しかし、それ以上に重要なのは顧客の家族である、ということである。この家族とどう対面しどう関わっていくかが施設マネジメントの重要な課題だということである。こ問題について次の年度で十分研究する。
2.次ぎに重要なのは、リスクマネジメントである。社会福祉施設では事故がつきものである。施設利用者が高齢者であったり、知的障害者であったりする。したがって、些細なことから事故が発生している。訴訟もあり得る問題であり、社会福祉施設におけるマネジメントでの最重要テーマがリスクマネジメントであると言えるかもしれない。この内容についても今後十分考察する。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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