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2005 Fiscal Year Annual Research Report

「ケアラー」は何故追いつめられるのか-ケア行為の本質に関する探索的研究-

Research Project

Project/Area Number 17530375
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTokyo Metropolitan University

Principal Investigator

中川 薫  首都大学東京, 都市教養学部, 准教授 (00305426)

Keywordsケア / 家族ケアラー / ケア役割 / ケア規範
Research Abstract

平成17年度は、「家族ケアラー」を対象に、半構成的インタビューを行った。具体的には、高齢者介護家族5人、健康問題(アトピー性皮膚炎)をもつ児を育児している家族7人、健康問題をもたない児を育児している家族10人、合計22人に半構成的インタビューを行った。
インタビューのテーマとしては、高齢者介護家族に対しては「介護を通して経験される大変さと喜び」「介護をするようになったきっかけ」「介護をするうえで得られるサポート」「介護するようになって生じた家族関係の変化」「支援サービス利用」「介護者自身の生活や人生に対する思い」「育児との比較」「(就労をしている場合は)両立について」であった。
健康問題をもつ児としては、アトピー性皮膚炎をもつ児を対象にした。健康問題をもつことで、ケアラー(母親)のケア(育児)意識に差が出てくるかどうかをみることが目的であった。具体的なインタビュー・テーマは、「育児の喜びと大変さ」「症状について」「これまで行ってきたケア、治療について」「サポート状況」「家族関係について」「育児サービスの利用」「母親自身の生活や人生に対する思い」「(就労をしている場合は)両立について」であった。
健康問題をもたない児の育児をする母親に対するインタビューでは、「育児の喜びと大変さ」「サポート状況」「家族関係について」「育児サービスの利用」「母親自身の生活や人生に対する思い」「(就労をしている場合は)両立について」を聴いた。
インタビュー・データは現在、(1)ケア規範について、(2)ケア規範とケア役割へのコミットメントの関係について、(3)ケアラーがケア役割と自己をどのように関連付けているか、といった視点から分析を行い、その結果、ケアの種類によって、規範の認知の仕方、ケア役割へのコミットメントの仕方、自己とのバランスのとり方に差があることが示されている。

Research Products

(1 results)

All 2005

All Book

  • [Book] 分野別実践編 グラウンデッド・セオリー・アプローチ2005

    • Author(s)
      木下康仁(編著), 中川薫他(著)
    • Total Pages
      261
    • Publisher
      弘文堂

URL: 

Published: 2007-04-01   Modified: 2016-04-21  

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