2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17530380
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
江口 真理子 島根県立大学, 総合政策学部, 助教授 (00269523)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瓜生 忠久 島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (60326395)
渡部 望 島根県立大学, 総合政策学部, 助教授 (60167153)
江尻 雅一 京都産業大学, 文化学部, 助教授 (10298896)
諏訪 淳一郎 弘前大学, 留学生センター, 助教授 (40336904)
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Keywords | 広告 / 環境保護 / テクスト / ディスコース / 内容分析 |
Research Abstract |
平成17年度は、「インターネットを利用した研究活動の基盤づくり」を目標とし、その目的をほぼ達成した。江口真理子は江口圭一の協力を得て、島根県立大学のサーバ内にインターネット上に仮想デスクを構築した。アドレスは、http://gsv.u-shimane.ac.jp/ma-eguchi/である。インターネット上仮想デスクは一種の電子掲示版である。インターネット上仮想デスクへのアクセスは、ユーザー名とパスワードの入力が必要なシステムにすることで、メンバー以外は閲覧と入力ができないように設計されている。メンバーは、インターネット上仮想デスクにアップロードされる画像をインターネット上で閲覧できるようになった。 平成17年は9月、2月、3月に3回の研究会を開催し、環境保護の視点からどのような広告を収集・分析するかを検討した。その結果、環境に負荷を与える企業(自動車、電力、製紙)の広告を中心に収集・分析することとした。江口が言語、江尻がイメージ、諏訪が音楽、渡部がパラ言語を担当することとなった。また、試験的に運用を開始したインターネット上の仮想デスクにおいて、どのように議論を進めるべきか、どのようにそのサイトを充実すべきかということを検討し、議論のテーマごとにスレッドを設けること、新しい書き込みがあったときメールで知らせる仕組みを作ること、オープンソースソフトウェアのMoodleを使ったフォーラムも同時に立ち上げること等を議論した。 江口は、第2回の研究会において、アメリカの自動車広告で用いられた商品名を分析材料として、従来のメディア分析研究の系譜を概観した後、記号論と内容分析を融合し、事実から視点を導きだす客観的かつ帰納的な新しいアプローチを発表し、このアプローチを言語だけでなく、イメージ、音楽、パラ言語の分析に採用することを議論した。
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Research Products
(5 results)