2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17530392
|
Research Institution | Musashi University |
Principal Investigator |
橋本 健二 武蔵大学, 社会学部, 教授 (40192695)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 香 東京大学, 社会科学研究所, 助教授 (10313355)
木本 喜美子 一橋大学, 社会学部, 教授 (50127651)
|
Keywords | 社会学 / 女性労働 / 貧困 / 所得格差 / 社会階層 / ライフコース |
Research Abstract |
1.統計データ・既存調査データの分析から、(1)女性内部の格差は1990年ごろまでは男性より小さかったが、近年になって男性を上回るようになったこと、(2)単身女性の貧困層は一貫してかなりの規模で存在し続けてきたが、これが近年になって急速に拡大していることが明らかになった。 2.郡山女子高等学校(現郡山東高等学校)卒業生調査を実施し、40歳代から80歳代まで約300名から回答を得て、地方都市における女性のライフコースの変動パターンについての分析を行った。また、回答者の一部にインタビュー調査を実施し、地域社会変動とライフコースについての考察を行った。 3.1965年SSM調査の原票を再コーディングし、1885年-1945年出生コーホート男性の兄弟全員の年齢・学歴・職業、女性を含む家族全員の年齢・学歴・職業についてのデータを作成した。予備的な集計の結果、女性の所属階層と職業についての分析が可能になることが確認された。 1.については論文および著書で成果を公表した。2.および3.については、現在、分析を進めている。
|
Research Products
(3 results)