2006 Fiscal Year Annual Research Report
大学設置基準大綱化以降の社会学教育課程変容の知識社会学的研究
Project/Area Number |
17530405
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Research Institution | University of Marketing and Distribution Sciences |
Principal Investigator |
栗田 真樹 流通科学大学, サービス産業学部, 教授 (10258262)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇田川 拓雄 北海道教育大学, 教育学部 函館校, 教授 (30142764)
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Keywords | 社会学 / 知識社会学 / 体験型・実習型授業 / 社会調査 / 社会学教育 |
Research Abstract |
1 大学教育、社会学教育、体験型・実習型授業に関する文献、情報を収集した 大学教育とくに大学設置基準の大綱化の議論、社会学教育とくに社会調査・社会調査実習に関する議論、体験型・実習型授業に関する議論を整理するため、文献を収集するとともに、情報収集のために、関西社会学会、日本社会学会のほか関連の研究会等に参加した。 2 社会学教育に関するインタビューを行なうとともに大学設置基準の大綱化前と現在の日本の社会学教育課程に関する資料を収集した 大綱化以前より社会学教育を標榜する関西地区の私立大学8大学の教務担当事務に対するインタビューを平成17年度に行ったが、そのうち最も社会調査教育を先進的に行っており、社会調査士資格認定機構の事務局も設置している関西学院大学社会学部を訪問し、今回は実際に学生を教育指導する教員の立場から、社会調査士連絡責任者である三浦耕吉郎教授(主にフィールドワーク)、前連絡責任者である真鍋一史教授(主にサーベイリサーチ)に社会調査士、社会調査教育に関するインタビューを行った。また、関西学院大学における社会調査士、社会調査教育に関する資料収集を行った。 3 「社会学教育に関する調査」のデータ解析を行った 前年度実施した質問紙による「社会学教育に関する調査」のデータ解析を行った。その結果を元に栗田・宇田川両名は連名で第79回日本社会学会大会(立命館大学)において、「社会学教育課程と社会調査士制度」として(1)「社会学教育課程に関する調査」にみる社会調査士制度の影響、(2)社会学のアイデンティティと社会調査士制度の2つの研究成果を報告した。 4 社会学教育に関する研究会を開催した 栗田・宇田川両名は、社会学教育、社会調査教育に関する情報交換を密に行うとともに、今後の社会学教育、社会調査教育のあり方について、数回の研究会を開き議論した。
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