2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17530432
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Research Institution | Nihon Fukushi University |
Principal Investigator |
田中 千枝子 Nihon Fukushi University, 社会福祉学部, 教授 (40276861)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菱川 愛 東海大学, 健康科学部, 講師 (30338769)
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Keywords | ストレングス / アセスメント / 協働 / スケール開発 / エンパワメント |
Research Abstract |
当該研究も3年目を迎え、以下の研究活動を行い成果を得、発表した。 1)ストレングス評価のツールの探索から、虐待者に対してストレングス視点を引き出すものを見いだし、そのわが国における開発を行い、その普及について論文作成と学会発表を行った。 2)さらに児童保護に関して開発されたサインズオブセーティを、高齢者ケアの実践に引用するための研究会を全国5カ所で開催し、そのツールの現場にあった修正を行った。 3)ストレングスの評価尺度の開発として、昨年行った量的調査の結果を社会福祉学会にて発表し、聴取者の評価を得た。ちなみに探索的因子分析の結果、(1)条と関心(2)信頼関係(3)状況と自己の力量との兼ね合い(4)資源の触発・動員の誠意略(5)自分の価値観・生き方(6)頼みにするものの6因子を見いだした。 4)上述の6因子を入れ込んだアセスメント項目を、当事者と協働構築するためのツール形式に落としこんだものを開発し、実践現場で使用するよう協力を得て、使用方法の説明会を全国5カ所で開催した。 5)実施の結果をまとめ、協働アセスメントシートを修正し、さらに試用を勧めるよう使用講習会を開催した。ストレングス視点によるアセスメントを、ツールを使用することで、通常探索しなかった訪問の力を評価できるようにしたことは、ソーシャルワークの支援の質の向上に貢献した。
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Research Products
(3 results)