2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17530432
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Research Institution | Nihon Fukushi University |
Principal Investigator |
田中 千枝子 Nihon Fukushi University, 社会福祉学部, 教授 (40276861)
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Keywords | ストレングス / アセスメント / 協働 / スケール開発 / エンパワメント / サインズオブセイフティー / 虐待 / 認知症 |
Research Abstract |
本研究の最終年度に当たり、今まで研究成果として開発したストレングス視点によるアセスメント尺度と協働アセスメントのためのフォーマットを利用し、その有効性と改善に向けて施行を行うための説明会を各地(東京、大阪、富山、福井、鹿児島、北海道、三重)で実施した。またその使用の実際を報告書や事例集、シンポジウムの発言等によって、その内容を他者評価した。その結果インタビュー法としてのリゾリューションの技術が必要であり、その勉強会から始めることになった。その習得ができれば比較的自由に面接を展開できた。このツールを退院支援にも援用することが次の課題となった。 また本研究のようなストレングスベースのツールを実践で施行しているオーストラリアパース市の児童保護現場(リゾリューションコンサルタンシー、西オーストラリア児童虐待対策部(DCP)、児童相談所)を現地調査することで、本ツールとの比較をし、そこでの問題や課題を探索することにより、その精度や使い勝手に関して改善に向けて検討を行った。結果アセスメントからプランニングとモニタリングに渡る継続的なストレングス視点を保持したツール作成の必要性と重要性が分かった。
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Research Products
(3 results)