2005 Fiscal Year Annual Research Report
自治体におけるオンブズマンシステムの機能とオンブズマンの技術に関する研究
Project/Area Number |
17530436
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Research Institution | Japan Lutheran College |
Principal Investigator |
高山 由美子 ルーテル学院大学, 総合人間学部, 専任講師 (80366814)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
冷水 豊 上智大学, 総合人間学部, 教授 (00073015)
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Keywords | 自治体 / 福祉オンブズマンシステム / 福祉オンブズマン |
Research Abstract |
平成17年度は、標記研究テーマに基づいて、1文献研究、2インタビュー及びアンケート調査、3自治体福祉オンブズマン連絡会(仮称)を実施した。 1については、2を実施するにあたって福祉オンブズマンを設置している自治体から条例・運営要綱等及び活動実績についての統計資料等を含む年次報告書を収集し、各自治体のシステム及び活動状況を文献資料から把握した。さらに、オンブズマンシステム及びオンブズマン活動に関する文献を収集し、福祉オンブズマンシステムをめぐる研究の現況及び課題等を把握した。 2については、1を参考に、システムの運用や活動内容・状況の異なる3自治体を選択し、インタビュー調査を実施した。あわせて、福祉オンブズマンを設置している21自治体を対象に、アンケート調査を実施した(回収自治体:18自治体)。これらの調査をとおして、オンブズマンシステムの市民への周知、相談・申し立ての少なさ、申し立て内容に対するフォローアップの不十分さ等の課題が明らかとなった。 3については、東京都内における福祉オンブズマン導入自治体に呼びかけ、5自治体の出席によって開催した。ここでは、アンケート調査結果の概況報告を行い、さらに各自治体の課題の明確化と自治体における福祉オンブズマンシステムにおける課題の共有化を図ることができた。 平成18年度においては、平成17年度に実施したインタビュー及びアンケート調査の具体的分析を行い、自治体における福祉オンブズマンシステムの課題をより具体化し、利用者支援として機能する福祉オンブズマンシステムのモデル設定に取り組むこととする。
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