2007 Fiscal Year Annual Research Report
都市直下型地震に対する住民と自治体の防災意識のギャップ
Project/Area Number |
17530461
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Research Institution | Musashino University |
Principal Investigator |
永田 尚三 Musashino University, 現代社会学部, 准教授 (40286216)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
卜部 敬康 奈良大学, 社会学部, 講師 (80368589)
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Keywords | 新潟県中越地震 / 福岡県西方沖地震 / 防災 / 住民 / 自治体 / 仮設住宅 / 被災者 / 復興 |
Research Abstract |
1.前研究代表者であった,故林理助教授が行ったアンケート調査及びインタビュー記録の洗い出し作業 研究途上で亡くなった,前研究代表者が行った新潟県中越地震被災地における聞き取り調査の記録の洗い出し及び,仮設住宅居住者を対象とした質問紙調査のデータの洗い出しを行った。 本人がいないため,所在が不明となっているデータ及び記録が,一部存在する(故人が東大の大型コンピューターにデータをすべて入れていたため)。 とりあえず,所在の分かっているデータ及び記録に関しては洗い出し及び整備を行いかつ分析を行った。 2.防災関係省庁の人事データの分析 住民と行政の認知ギャップが生じる背景には,官僚特有の事情が存在する。過去三十年間の防災関係省庁に存在した官僚の人事データをデータベース化し,分析を行った。 その分析からは,防災関係省庁が人事的に官僚にとっては必ずしも良いポストではなく,それが防災行政の取り組みにも影響を及ぼしている。との結果が明らかにした。 3.新潟県中越地震及び福岡県西方沖地震における聞き取り調査 共同研究者のト部は,新潟県中越地震及び福岡県西方沖地震の聞き取り調査を時系列的に行っているが,それからは住民の行政に対する期待と必ずしも行政の対応が一致していない事が分かった。
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Research Products
(2 results)