2006 Fiscal Year Annual Research Report
環境コミュニケーションにおけるリスク表現及び情報源の曖昧性の説得効果への影響測定
Project/Area Number |
17530462
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Research Institution | Musashi institute of Technology |
Principal Investigator |
広田 すみれ 武蔵工業大学, 環境情報学部, 助教授 (90279703)
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Keywords | リスクコミュニケーション / 情報源 / リスク表現 / 環境コミュニケーション / 曖昧性 / 説得効果 / 社会心理学 |
Research Abstract |
応用場面として環境広告で、複数評価者の評価の散らばりと高さ、広告や評価の表現形式の受け手への影響を検討する目的で実験を行った。プリテストでは現実に使用されている印刷媒体での環境広告を参考に、環境配慮企業であることを主張する短い文字メッセージつき架空企業広告を、文字のみのものと文字+木や葉などの画像(カラーで人物は含まれない)つきのもの各14枚、6×6cm大をAdobe Photoshopで作成した。これを回答者27名にランダムな順で提示、信頼度と好意度を7段階両側尺度で評価させ、文字のみと文字+画像の刺激の信頼度・好意度の差が0.2以内になる各6枚を採用した。 本実験では採用した刺激広告の下に6つの架空の評価機構の評価を加え、広告企業の環境企業としての信頼度を9段階両側尺度で求めた。実験条件は情報源の要因が1)評価機構の評価の高さ(平均確率70%/30%)、2)評価機構の数(1ペアor1人/3ペアor3人)、3)リスク・コンフリクト条件(リスク/コンフリクト小(評価差10%以内)/コンフリクト大(評価差50%以内)、表現の要因は1)広告の表現(文字のみ/文字+画像)、2)評価機構の評価の表現(0〜10個の星の数/0〜100%までの確率評価)で情報源の1)と表現の2)が参加者間要因である。集団実験で実験参加者(大学生105名(男86,女19;年齢平均21.0歳、SD.88))はPCプロジェクタでの説明を受けた後、配布印刷物を見て評価した。結果はコンフリクトが大きいほど回答者の評価はより唱導方向に大きく、また図示でこの効果が強まる点は前年度と一致した。専門家の数の影響はなかった。専門家に対する信頼は信頼できる者は意見の散らばりがかなり大きいか高値安定の者、信頼できないものは散らばりは多少あるがかなり小さい者とされたが、散らばり最大の者については評価が分かれた。
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Research Products
(3 results)