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2005 Fiscal Year Annual Research Report

東アジア諸国における大学入試多様化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17530548
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

石井 光夫  東北大学, 高等教育開発推進センター, 教授 (30375175)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 敏明  東北大学, 高等教育開発推進センター, 教授 (20146111)
倉元 直樹  東北大学, 高等教育開発推進センター, 助教授 (60236172)
荒井 克弘  東北大学, 大学院教育学研究科, 教授 (90133610)
夏目 達也  名古屋大学, 高等教育研究センター, 教授 (10281859)
Keywords大学入試改革 / 入試の多様化 / 全国統一試験 / 大学個別検査
Research Abstract

・主として海外調査を中心に研究を行った。海外調査は,韓国,中国,台湾の実態調査を行った。
・これらの国では,近年大学入試改革を積極的に行い,筆記試験だけでなく,受験者の多様な資質を様々な方法,選抜基準を用いて選抜する試みを開始している。
・韓国:長年,受験競争の激しさを緩和するための入試改革を実施し,いくどかの大きな制度改正を行った。こうした経緯を経て,1997年から(1)活動を含めた高校の総合記録簿,(2)基礎学力を測る全国統一試験である「大学修学能力試験」,(3)大学個別検査を通じて合否を決定している。大学の個別検査では学力試験が禁止,面接や実技試験を行う。
・中国:全国統一入試を通じた選抜が長年行われ,現在も主たる選抜方法になっているが,受験競争の緩和や大学の自主裁量権の強化などを目標に,1990年代から多様化の試みが始まった。推薦入学や一般選抜における各地方個別の出題・試験科目の組み合わせなどの他,2003年から大学の独自事前選抜を一部の大学で試行を開始した。大学が面接や個別試験などの独自の基準で仮合格を決め,全国統一入試で一定の成績を超えれば合格とするもので,年々試行大学が増えている。
・台湾:ここでも統一入試の成績による機械的な大学配分(聯合試験)が長年行われてきたが,1994年の改革で,推薦入学の試行を開始,2002年から全面的な実施に入った。推薦入学は学校推薦と自己推薦があり,基礎学力をみる統一試験による一次選抜の後,大学が面接や書類審査で合否を決める。大学が独自の基準で入学者判定を行う試みである。
・これらの改革は我が国も含め,非常に相似している。その背景,目的,特徴をさらに分析し,それぞれの違いと共通点を明らかにすることが今後の課題である。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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