2005 Fiscal Year Annual Research Report
学生参画型授業モデルの開発に関する実証研究〜討議・批判・論理・表現能力の育成〜
Project/Area Number |
17530576
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
林 徳治 山口大学, 教育学部, 教授 (50228582)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 隆眞 山口大学, 教育学部, 教授 (00142761)
沖 裕貴 山口大学, 大学教育センター, 教授 (50290226)
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Keywords | PCM / 強制連結法 / プレゼンテーション / FD / コミュニケーション / 論理思考 / ルーブリック / 批判的思考 |
Research Abstract |
平成17年度は、初年度として申請時の研究計画に基づき以下の内容について実施できた。 1.山口大学でのFD研修において、学生の授業参画・表現発信能力を図る授業設計や評価について討議し、本研究でめざす授業モデルについての有用性や課題について明らかにした. 2.山口大学における教職科目(教育メディア論、情報化社会概論、情報職業論)において、開発した授業モデルによる授業を実施し、その有効性や課題について明らかにした. 3.大学教員、教職をめざす大学院生などを対象にPCMの教育利用について、専門家を招聘してワークショップを実施し、その有用性や課題について明らかにした. 4.本研究のコアである、PCM、強制連結法、マイクロプレゼンテーションを利用した学生参画型授業について、中等教育学校や専門学校教員および企業経営者の協力の下,授業の設計および評価手法の開発,コミュニケーション能力に関する理論的研究,各学校段階における実践研究を通し,効果的なモデル授業のあり方について探究した. 5.コミュニケーション能力の育成をめざした授業モデル案や授業成果を評価するための評価規準(ルーブリック)を開発した. 6.タイ国における2大学において、開発した授業参画型授業モデルについて発表した. 7.研究成果について日本教育情報学会年会(滋賀大学)での発表や論文投稿を行った. 8.中間報告書や論文を発刊した. 結果より,コミュニケーション能力を育成する授業に有用なワークショップ手法を見出すとともに,授業成果の評価方法も検証することができ,18年度の教材開発や評価研究などを通し学生参画型授業モデルの開発に向けて多くの知見を得ることができた.
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Research Products
(4 results)