2005 Fiscal Year Annual Research Report
学習成果の厳正な評価判定は、筆記式一斉試験以外で果たして可能なのか
Project/Area Number |
17530590
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
柳田 雅明 青山学院大学, 文学部, 助教授 (20260523)
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Keywords | 能力認証 / ポートフォリオ方式 / イギリス / 試験制度 / 中等教育水準 |
Research Abstract |
<資料研究> 筆記式一斉試験以外による厳正な評価判定に関して、イギリスにおける先進的取り組みとその可能性について全体像を捉えるため、まず資料に基づく研究として文献および電子化資料の検討を行った。文献検討は、書籍(洋書・和書)の更新と新規購入をしつつ進めた。電子化資料検討に関しては、インターネット公開の政策文書および実践記録等を検索・閲覧するとともに、連合王国4地域の義務教育後の能力認証型学校教育課程を悉皆するインターネット連動型公開データベースである『コースディスカバー』を購入して、統計的傾向を含めての動向について正確な把握に努めた。 <現地訪問調査> 以上の準備のもと、平成18(2006)年3月18日から25日にかけて、スコットランド現地調査を、以下を訪問することにより実施した。なお、同年3月9日・10日には、訪日調査中のグラスゴー大学Andy Furlong教授から、現地訪問調査に関する事前教示を受けている。 University of Stirling(地域学習機会から高等教育機会への移行)、Newbattle Abbey College(不利な立場の成人を対象とする社会復帰や高等教育進学への支援)、University of Edinburgh(Prof. David Raffeによる研究計画全体へのレビュー)、Scottish Qualifications Authority(スコットランドにおける能力認定制度全体設計とそれに関連する研究開発)、Glasgow Caledonian University(難読症dyslexiaの者を含む新たなタイプの高等教育進学の機会)、Scottish Wider Access Regional Forum (SWARF) Conference at Dundee College(現地実践家集会への参加による全体的な情報収集)
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