社会教育施設職員における同僚からのソーシャル・サポート効果に関する統計的研究

2005 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 17530619
• Research Institution: Tokiwa University
• Principal Investigator: 金藤 ふゆ子 常磐大学, 人間科学部, 助教授 (90254903)
• Keywords: 学習プログラム / 社会教育施設職員 / ソーシャル・サポート / 学習プログラム編成

Research Abstract

平成17年度は主として、社会教育関連施設の実施する「学習プログラム編成の実態と職員間のソーシャルサポートの関連に関する調査」を実施するにあたっての理論的検討、調査計画、パイロット調査、及び本調査を実施した。具体的には以下のような研究に取り組んだ。
(1)ソーシャルサポート効果に関する先行研究の検討
ソーシャルサポートの効果に関する国内外の文献、資料を収集し分析した。さらに我が国の社会教育関連施設における学習プログラム編成の先導的事例の聞き取り調査を行った。それらの資料分析や面接調査の結果を基に「学習プログラム編成の実態と職員のソーシャルサポートの関連に関する調査」を行うための調査項目、変数の選択・検討を行った。
(2)調査票の作成
(1)を踏まえて「学習プログラム編成の実態と職員間のソーシャルサポートの関連に関する調査」の調査票を作成した。なお、カナダ、バンクーバーで実施されたAACE学会に参加し、先導的な学習プログラム研究に取り組む関連資料の収集を行った。
(3)パイロット調査の実施
(2)の調査票を活用して、パイロット調査を実施した。その結果を踏まえて調査票の修正・検討を行った。
(4)本調査の実施
全国の社会教育関連施設(公民館、博物館関連施設)の中から計3,294施設を対象に、平成17年度に実施した「学習プログラム編成の実態と職員間のソーシャルサポートの関連に関する調査」を郵送法により実施した。調査の結果、回収された計1,438施設に勤務する総計5,573人の職員データのデータ入力を完了した。