2007 Fiscal Year Annual Research Report
高等学校の改革の進展と高校教師の対応力に関する基礎的・実証的研究
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17530624
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
南本 長穂 Kwansei Gakuin University, 教職教育研究センター, 教授 (60108371)
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Keywords | 高校教育の改革 / 総合学科 / 高校改革への教師の対応 / 高校生の学習と生活 / 総合学科の高校生 |
Research Abstract |
1980年代の臨教審以降、後期中等教育段階の高等学校の改革が進められている。本研究では、まず、近年の高校教育の改革の特徴を文献に基づき明らかにし、高校教育の改革を、「高校教育の改革を考えるために」(『教職教育研究-教職教育研究センター紀要」関西学院大学教職教育研究センター、第11号、2006年3月)にもとめた。 この研究デザインに依拠しながら研究を進めてきているが、19年度は、主に専門学科高校に焦点を合わせて、研究を進めてきた。 平成19年度現在で、専門学科を設置しいている全国の公立高等学校1080校(都道府県・市立)の学校長を対象に郵送法を用いて、「専門学科高校における教育に関する調査」を実際した。調査の内容は、勤務する高校の学科構成等と設置経緯、生徒の学習と生活の現状、勤務高校の専門学科の特色、専門学科の持つ魅力、重視している勤務校の教育方針の状況、教育の重点項目、進路指導の状況、普通科高校に比べての専門学科の意義、専門学科高校の抱えている課題と問題点、専門学校高校教員の指導力の向上策等で構成した。現在、この調査結果のとりまとめを進めている。 もう1つは、昨年度実際した「普通科高校における教育に関する調査」結果の検討に基づき、普通科高校の改革に関する検討を行った。普通科高校は、高等教育機関への進学の状況に応して、改革の進展も改革への取組等に大きな差異がある現状が明らかになった。この際に着く目し、改革の課題の整理を試みた。
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Research Products
(2 results)