2005 Fiscal Year Annual Research Report
我が国における児童中心主義(創造主義)の美術教育に関する研究
Project/Area Number |
17530634
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
新井 哲夫 群馬大学, 教育学部, 教授 (40222715)
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Keywords | 創造美育運動 / 民間美術教育運動 / 北川民次の美術教育論 / 久保貞次郎の美術教育論 / 思春期の美術教育 |
Research Abstract |
本研究は、研究代表者がこれまで進めてきた、久保貞次郎の美術教育論に関する研究と鑑賞教育(創造美育運動において軽視されたもの)に関する研究をふまえて、我が国における児童中心主義(創造主義)の美術教育の実態や戦後美術教育に与えた影響について、創造美育運動を中心に実証的に明らかにし、合わせて、表現活動の偏重と鑑賞活動の軽視という我が国の美術教育が抱える構造的な問題を解決する方策を探ることを目的とするものである。 初年度である平成17年度は、以下の内容について研究を進めるとともに、施設設備の改善を図った。 (1)創造美育運動に関する先行研究の整理 書籍、雑誌、新聞等の掲載記事・論文等の公刊された文献資料の収集、及び創造美育運動を中心とする児童中心主義(創造主義)の美術教育に関する先行研究の調査を行った。 (2)創造美育運動に関する事実関係に関する調査 (1)創造美育運動に関する公刊された記録の収集と整理を行い、創造美育運動の概要及び関連する民間美術教育運動の動向を明らかにした。 (2)創造美育運動に多大な影響を与えたとされる北川民次について運動との関連を調査すると共に、北川民次の美術教育論の全体像を明らかにした。 (3)平成17年度における研究成果の学会及び学術雑誌等での公開 (1)上記(2)の(1)の研究成果は、美術教育専門雑誌、及び民間美術教育研究団体の50年史に掲載した。 (2)上記(2)の(2)の研究成果については、学部紀要に掲載するとともに、年度末に開催される美術科教育学会第28回京都大会において口頭発表し、公の評価を得る。 (4)施設・設備の充実と改善 研究に必要な書籍、書簡等の資料の収集を行うとともに、データ処理に必要なコンピュータ等の更新を行い、研究環境の改善を図った。
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Research Products
(3 results)