2007 Fiscal Year Annual Research Report
教育実践という視点を核にした一般情報教育を体系的に学ぶWeb教材の開発とその評価
Project/Area Number |
17530658
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
橋本 孝之 Osaka Kyoiku University, 教育学部, 教授 (30026273)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 百合子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10169914)
佐藤 隆士 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (20124117)
藤田 修 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (10324881)
倉本 香 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (90314442)
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Keywords | 教育実践 / 情報教育 / Web教材 / 開発 / 評価 |
Research Abstract |
教員養成系大学のほとんどの学生が、講義や演習で習得した情報に関わる知識や能力と、教育現場(実践)において必要とされる知識や能力との関わりを把握していない実状を打破するためには、「学術的(教科書的)な視点」と「教育実践的(教育現場的)な視点」から構成された「情報に関する教育の枠組み」を体系的に理解させることが必要であるとの観点から、 研究初年度では、情報に関する教育内容の階層構造化を図った。 次いで2年目では、その内容の体系図化を図ると共に、Web化した。 最終年度である本年度の研究目的は、開発したWeb教材を用いた実験授業を実施し、教材としての教育学的評価と学習者の認知科学的観点からの評価を行い、教材・教具としての意義を検証・考察することであった。 具体的には、下記の6項目について実施した。 (1)開発したWeb教材を試用し、評価をした。評価は主として教員養成系大学の学生であり、12項目からなる質問紙法によった[橋本が担当]。 (2)評価結果に基づき、改良を重ね、実用化した[佐藤・藤田が担当]。 (3)実用化された教材を用いた実験授業を実施した[木下・倉本が担当]。 (4)教材利用に関する学習者の意識・感情をアンケートし、それらがどのような特質を有しているのかを認知科学的に明らかにした[橋本・木下が担当]。 (5)教員養成を目的とした大学・学部における情報に関する教育の枠組みを体系的に把握させる際の教材・教具としての意義を検証・考察した[全員が担当]。 (6)開発したWeb教材を導入する際の諸規範を総合的に考察した[全員が担当]。 そして、年度末には、研究成果を報告書にまとめた[全員が担当]。
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Research Products
(2 results)